さいたま市記念総合体育館

さいたま市記念総合体育館

さいたま市記念総合体育館は、埼玉県さいたま市桜区道場四丁目に位置する多目的体育館です。この施設は市内でも中心となるスポーツ施設で、愛称は「Vアリーナ」として親しまれています。さいたまブロンコスとT.T彩たまのホームアリーナとしても利用されており、地域のスポーツ文化の発展に寄与しています。また、ネーミングライツにより、2003年から2023年まで「サイデン化学アリーナ」としても知られていました。

概要

さいたま市記念総合体育館の建設は2000年に始まり、2003年5月に完成しました。メインアリーナの広さは2,590平方メートルで、観客席は可動席を含めて合計2,954席設けられています。この体育館は、2003年に第3回さいたま市景観賞を受賞するなど、そのデザインも評価されています。

2014年3月までは、クリーン工房が指定管理者として運営していましたが、4月からは住友不動産建物サービスや住友不動産エスフォルタ、毎日興業の共同事業体に変更されました。この施設は年間40万人以上の利用者を迎えており、地域における重要な役割を果たしています。

名称変更の歴史

施設の愛称「サイデン化学アリーナ」は、2017年10月から2023年3月まで使用され、その後「サイデン化学アリーナさいたま」と改称されました。この変更は、ネーミングライツ契約の更新に伴い行われ、2028年3月末までの新たな契約が結ばれました。その契約金は年間400万円で、地域社会とのパートナーシップの一環として期待されていました。

施設の特徴

メインアリーナ

• - 面積: 2,590平方メートル
• - 利用可能数: バレーボール4面、バスケットボール3面、バドミントン12面、テニス3面、卓球45台
• - 収容人数: 最大2,954人（2階固定席1,988、1階可動席966）

サブアリーナ

• - 面積: 1,170平方メートル
• - 利用可能数: バレーボール2面、バスケットボール1面、バドミントン6面
• - 収容人数: 200（2階固定席）

その他の施設

• - 多目的室: 240平方メートル×2室
• - 弓道場: 近的28m、6人立
• - プール: 25m×8コース
• - トレーニング室: メインアリーナの周回用ランニングコース280m
• - 卓球室、会議室・研修室も完備
• - 駐車場: 394台収容可能

主なイベント

さいたま市記念総合体育館は、数々の重要な大会やイベントの会場としても利用されています。例えば、2004年には彩の国まごころ国体のウエイトリフティング会場として使用され、B3.LEAGUEのさいたまブロンコスとTプレミアリーグのT.T彩たまのホームアリーナの一つとしても知られています。2012年からは全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会が行われ、また、2014年には大相撲さいたま場所も開催されました。様々な競技者がここで集い、競い合うことで地域スポーツの振興に寄与しているのです。

アクセス

交通アクセスも良好で、国際興業バスやさいたま市桜区コミュニティバスが「桜区役所」まで運行しており、徒歩わずか1分でアクセス可能です。また、西武バスや南与野駅からも徒歩20分ほどで訪れることができます。

まとめ

さいたま市記念総合体育館は、その大小さまざまな設備や歴史深いイベントを通じて、地域のスポーツ活動を支え続けています。今後も多くの市民やアスリートに愛される場所であり続けることでしょう。

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