さくらいさんとやまうちくん

『さくらいさんとやまうちくん』は、1999年4月5日から2001年3月30日まで、HBCラジオ（北海道放送）で平日の午前9時から11時に放送されていたワイド番組です。番組は2部構成で、それぞれ異なる趣向が凝らされていました。

9時台：バラエティ豊かな情報とクイズ

午前9時台は、山内要一さんと高橋直子さんがメインパーソナリティを務め、クイズと情報発信を中心としたバラエティ色の強い内容でした。

オープニングクイズ 情報バラエティーQQQのQ：
放送日に関するクイズを新聞記事などから出題。5つのヒントが出されるごとに賞金が減額される形式で、全問正解で最高10,000円の賞金が獲得できました。期間限定で、リスナー参加型の「クイズ100人に聞いちゃいました」も実施。これは、店舗で100人にアンケートを取り、その結果を基にしたクイズに店員が答えるというもので、全問正解で20,000円の賞金、間違えた場合は回答者数に応じて賞金が支払われました。
ちょっと旅してみませんか？：
北海道内で行われるイベントや観光情報を紹介するコーナー。
山内要一のクイズ何も当たりません：
「今日は何の日」に関するクイズを山内さんが出題し、高橋さんが答えるという形式。正解しても何ももらえませんでしたが、期間限定でリスナーが回答をはがきで送ると抽選で賞品が当たる企画も実施されました。
トピッカーの流行通信（月曜）：
トピッカー（取材リポーター）が最新のトレンドを紹介するコーナー。後に心理ゲームコーナーにリニューアルされました。
愛と青春のヤマウチ（火曜）：
山内さんが1週間の出来事や感じたことを語るコーナー。
うわさのマガジン（水曜）：
注目の書籍や雑誌を紹介するコーナー。
アップダウンのおもしろ東京ウオッチング（木曜）：
当時吉本興業札幌事務所に所属していたアップダウンが、東京での出来事を面白おかしく語るコーナー。後にビタミンCに交代しました。
怒TELくん（金曜）：
リスナーから寄せられた怒りのメッセージを留守番電話で聞くというコーナーで、後に10時台に移設されました。
ヘルプをクリック → 直子の教えてランド：
リスナーからの疑問や質問に高橋さんが答えるコーナー。

※9時49分から9時54分までは、道内各地の放送局の時間となっていました。

10時台：ジャーナリズムとリスナー参加

午前10時台は、桜井宏さんがメインパーソナリティを務め、社会問題や世論を掘り下げるジャーナリズム色の強い内容でした。

うわさの噂：
世間で話題になっている噂の真相を検証するコーナー。

休日や特定の曜日には、以下のコーナーが放送されました。

クイズ！ポテトショック：
『クイズタイムショック』のような形式で、1分間に12問のクイズに答える。その後、高橋さんがパーティーゲーム「ポテトショック」に挑戦し、間違えた問題数だけポテトを引く。ハズレを引かずにクリアすると賞金が獲得できました。
直子一座の絵本朗読会（金曜）：
高橋さんが座長となり、毎週絵本の朗読を行うコーナー。金曜9時台に放送していた「怒TELくん」と入れ替わる形でスタートしました。
* マイトピックス：
リスナーから寄せられたメッセージやニュースを紹介するコーナー。

※10時44分頃から10時50分頃までは、「現場から東海林のり子がお伝えします！」が放送されていました。

『さくらいさんとやまうちくん』は、バラエティ豊かな9時台と社会派の10時台という異なるカラーを持つことで、幅広いリスナー層を惹きつけました。クイズやゲーム、リスナー参加型企画など、様々な要素が盛り込まれた、当時の人気ワイド番組でした。

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