さくら満開

モーニング娘。さくら組セカンドシングル「さくら満開」：ハロー!プロジェクト最長の楽曲

2004年2月25日、モーニング娘。から派生したユニット、モーニング娘。さくら組の2枚目のシングル「さくら満開」が発売されました。このシングルは、同ユニット、ひいてはハロー!プロジェクトの歴史において重要な位置を占める作品となっています。

モーニング娘。さくら組は、2003年9月にモーニング娘。のメンバー15名を2つのグループに分割して結成されました。メンバーは安倍なつみ卒業後、矢口真里、吉澤ひとみ、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、新垣里沙、亀井絵里の7名で構成されました。

「さくら満開」最大の特徴は、その演奏時間の長さです。なんと6分35秒にも及ぶこの楽曲は、アレンジやリミックス、カバーを除くハロー!プロジェクトの楽曲の中で最長とされています。これだけの長さを持つ楽曲は、同プロジェクトにおいて非常に珍しい存在と言えるでしょう。楽曲の長さから、聴く者を飽きさせない工夫が凝らされていることが予想されます。

楽曲の内容面では、作詞・作曲を数々のハロー!プロジェクト楽曲を手掛けたつんく♂が担当しています。つんく♂らしい、キャッチーでありながら奥行きのあるメロディーと歌詞は、さくら組メンバーの歌声と相まって、聴き手に感動を与えます。編曲は高橋諭一が担当し、伝統的な和楽器の音色を取り入れるなど、楽曲の世界観をさらに深めています。

シングルには、表題曲「さくら満開」に加え、3曲のカップリング曲が収録されています。「Say Yeah!-もっとミラクルナイト- (モーニング娘。さくら組Version)」と「抱いてHOLD ON ME! (モーニング娘。さくら組Version)」は、モーニング娘。の既存楽曲をさくら組バージョンとしてアレンジした楽曲です。これらの楽曲も、オリジナルとは異なる魅力を持っており、さくら組の個性が表現されています。さらに、インストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲の音楽性をより深く味わうことが可能です。

ミュージックビデオでは、メンバーはピンクを基調とした着物風の衣装を身につけ、扇子を用いた振り付けを披露しています。和風テイストを取り入れた衣装と演出は、楽曲のタイトル「さくら満開」の世界観を見事に表現しています。このミュージックビデオは、YouTubeなどでも視聴可能で、多くの人々から支持を得ています。

「さくら満開」は、モーニング娘。さくら組の代表曲として、またハロー!プロジェクトにおける重要な楽曲として、長く記憶される作品と言えるでしょう。その長い演奏時間、つんく♂による作詞作曲、そして和風の衣装と演出など、多くの要素が絡み合って生まれたこの楽曲は、ファンだけでなく、音楽愛好家にとっても聴き応えのある一枚です。参加ミュージシャンには、ギターやプログラミングを担当した高橋諭一、中国古筝を担当した姜小青など、多くの実力者が参加しています。彼らの卓越した演奏技術が、楽曲に深みを与えています。

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