ささきうずまき

ささき うずまき

ささき うずまきは、1978年3月16日に京都府で生まれた日本のAV監督です。そのキャリアは多岐にわたり、AV業界における特定のジャンルの流行にも大きな影響を与えてきました。

経歴と作風

彼のキャリアは、2001年11月にV&Rプランニングへ入社したことから始まります。そして2003年7月、「M男でもない、変態でもない、受け男監督」というユニークなキャッチフレーズと共に、V&R内で約3年ぶりとなる社内監督としてデビューを果たしました。V&R在籍初期は、本人は否定しているものの「わがままなM」とも呼ばれ、そのM性を前面に出した、ある種アナーキーな作風の作品を多く世に送り出しました。

その後、所属がV&Rプロダクツへと移行すると、社風の変化に合わせて作風も大きく転換します。より明るく、ポップなテイストの作品が増え、これによって新たな支持を得てブレイクしました。特に、AVユーザーが持つ様々な妄想や願望を映像化するバラエティーAVを得意とするようになります。

彼の名声を決定づけたのが、2005年にスタートした監督作品「時間よとまれ!」シリーズです。このシリーズは瞬く間に人気を博し、類似作品が多数登場するなど、「時間停止AV」という一大ブームを巻き起こす火付け役となりました。この功績が評価され、同年の2005年度SOD大賞では最優秀新人監督賞を受賞しています。さらに、2006年に開催された第1回AV OPENチャレンジステージでは、『こちら!東京24区 痴女区の区役所の痴女○○課』でエントリーし、3位入賞を果たすなど、監督としての実力を示しました。

2007年にV&Rプロダクツを退社した後、同年にはV&Rプロダクツを離れた他の監督たちと共に新たなプロダクション「ROCKET」を立ち上げました。ROCKETからは2008年1月に初めてのアダルトビデオ作品をリリースし、2013年まで新作をコンスタントに発表し続けました。2014年からは、メーカー「ケイ・エム・プロデュース」（「S級素人」レーベルを含む）からも作品を発表するなど、活躍の場を広げていきました。

近年の活動としては、2023年7月に立ち上がったAVメーカー「まるかぁの」（後に「まるかあの」へ表記変更）にて、彼の監督作品が制作されています。2024年3月からは、この「まるかあの」が妄想族グループに加盟し、企画メーカーとして「世の受け身男性が悦ぶM性癖な世界観」や「時間停止などの願望世界」を追求した作品作りを行っています。

ささき うずまき監督の作風は、デビュー初期のM性を活かしたアナーキーなものから、バラエティー豊かな妄想実現系、そして時間停止ブームを巻き起こした代表作など、時代の変化や所属メーカーのカラーに合わせて柔軟に変化・発展してきたと言えます。特に、ユーザーの潜在的な願望や特定の性的嗜好（M性癖や時間停止など）に焦点を当てた企画力は、彼の監督としての大きな特徴であり、多くのファンに支持される理由となっています。

主な監督作品

『綺麗なお姉さんの痴姦癖 受け身なボクをイジめてイカして』（2003年） - デビュー作
『時間よとまれ!』シリーズ - 時間停止AVブームの火付け役
『もしもこんな○○があったら…』シリーズ - バラエティーAVの代表作
『知らなきゃ絶対損をする!これが噂の「男の潮吹き」』（ROCKET）
『チ○ポ、マ○コが女性の日常用語 淫語しか言わない世界 特別版 淫語クリニック』（2013年）
『清楚でマジメな優等生！黒髪ロリ女子校生たちのエッチな猛反撃！』（2014年）
『「中に出して…夫と子供には内緒」自宅で愚痴聞き屋に中出しセックスをせがむ美人人妻たち』シリーズ（2014年〜）
『マンション隣人はAV女優八乃つばさ セックスのプロに完璧に堕トサレタ既婚者のボク=人生終了。』（2023年）
* 『時間よ止まれ 時間停止の世界 被害者は女子社員2名 姫咲はな 末広純』（2024年）

これらの作品は、彼の監督キャリアにおける様々な時期や作風を代表するものです。多岐にわたるテーマと、ユーザーの願望を形にする企画力によって、ささき うずまきはAV業界において独自の地位を確立しています。

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