ささるぅ

ささるぅ

『ささるぅ』は、2007年10月1日から2008年3月31日までの約半年間、日本テレビ系列で毎週月曜日の深夜に放送されていたバラエティ番組です。正式な放送時間は、通常は24時59分から25時29分までの30分間（JST）でしたが、放送期間中の特定日には、特別番組編成の影響で開始時間が繰り下げられることもありました。

番組概要

この番組のユニークなテーマは、「女性が男性に魅力を感じる状態」を「ささる」という独自の言葉で表現し、男性が女性から「ささる」存在になるための方法論を提示することでした。番組の核となる企画は、おぎやはぎの矢作兼が監修を務める「教則ビデオ」です。このビデオでは、実際に様々なシチュエーションにおけるモテテクニックや、女性に好印象を与える振る舞いが具体的に紹介されました。

番組の基本的な進行フォーマットは、この矢作監修の教則ビデオを視聴しながら、毎回スタジオに迎えられるゲストの女性タレントやグラビアアイドルがトークを展開するというものでした。ビデオの内容についてコメントしたり、自身の経験談を語ったりすることで、番組のテーマを掘り下げていきました。

番組への評価

『ささるぅ』は、その内容について、一部のメディアからも言及されました。テレビ番組の批評を行うウェブサイト『テレビ証券』は、番組の基本的な構成、すなわちモテるための教則ビデオと女性ゲストのトークという組み合わせ自体は「さておき」としながらも、MCにおぎやはぎの矢作兼を単独で起用した点を特に評価しました。これは、矢作兼が持つ独特の視点やトークスキルが、番組のコンセプトに適合していたことを示唆しています。

出演者

番組を彩った主な出演者は以下の通りです。

レギュラー
矢作兼（おぎやはぎ）：番組の監修者であり、単独MCを務めました。
斉藤祥太：レギュラー出演者として番組に参加しました。
ゲスト
番組には週替わりで様々な女性タレントやグラビアアイドルがゲストとして登場しました。その顔ぶれは非常に多彩で、東原亜希、安田美沙子、若槻千夏、眞鍋かをり、山本モナ、木下優樹菜、相澤仁美、夏川純、ほしのあき、里田まい、スザンヌ、西川史子、山本梓、磯山さやか、辺見えみり、原幹恵、堀田ゆい夏、小倉優子、南明奈、マリエ、大沢あかね、熊田曜子、井上和香など、当時の人気タレントが多く出演しました。特にグラビアアイドルが多数出演する企画や、特定のゲストが複数回登場する回もありました。
* 教則ビデオ出演者
番組内で紹介される教則ビデオには、役者として複数の人物が出演しました。確認されている主な出演者には、小幡誠、西尾はるな、浅野昭子などが名を連ねています。

制作スタッフ

番組の制作は、多くのスタッフによって支えられました。企画・演出は新井秀和が担当し、構成は吉橋広宣、カニリカ、西村隆志、佐藤雄平、木南広明といった複数の作家陣が手掛けました。また、森本雅也、武田治、岩本雅直、金山美菜子らがディレクターを務め、APとして坂井康世、プロデューサーとして小澤太郎、野田義人が関わりました。チーフプロデューサーは安岡喜郎でした。番組はSIONが制作協力を行い、日本テレビが制作著作を担当しました。

『ささるぅ』は、深夜帯という時間枠を活かし、恋愛における独特のテーマ設定と、矢作兼を中心とした個性的な出演者たちが織りなすトークで、一部視聴者から支持を得たバラエティ番組と言えるでしょう。

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