『さし旅』について
『さし旅』は、NHKの総合テレビジョンで不定期に放送された
バラエティ番組で、
2017年から
2020年までの間に全16回が放送されました。この番組はタレントでありアイドルプロデューサーでもある
指原莉乃が主役を務めており、視聴者に新しい旅の楽しみ方や、それに関連する深い知識を提供することを目的としています。番組は特別番組として、年末年始や夏休みなどの時期に合わせて放送されました。
前身番組『指原ペディア』
番組の前身となる『指原ペディア』は、
2015年から
2016年にかけて放送され、芸能界に関する独特の視点から情報を発信していました。この番組では、スタジオ内で謎のパソコン「フナコシ」(声:
船越英一郎)の協力を得て、芸能界の裏事情や生き残るためのヒントを探求していました。また、各回は「◯◯を検索せよ!」というサブタイトルが特徴で、視聴者にクイズ感覚で楽しんでもらうことを意図していました。
番組内容の変遷
2017年に『さし旅』という新しいタイトルで再スタートし、内容も大幅に刷新されました。サブタイトルは「◯◯マニアと巡る△△ツアー」に変更され、各回は特定のマニアたちとともにさまざまな場所を訪れる形式となりました。進行役として、
指原莉乃と田中直樹が参加し、オールロケーションのスタイルで進行されました。これにより、視聴者は旅を通じてマニアの情熱や知識を深く知ることができるようになりました。
スタッフの顔ぶれ
番組制作には、多くのスタッフが関わっています。
- - 『指原ペディア』時代の主要スタッフには、チーフプロデューサーの関卓也をはじめ、プロデューサーの手塚公平、大林龍彦、総合演出の伊東伸一郎、ディレクターの長山孝太郎や奈良順也、構成のピーエール杉浦や小早川すすむなどが在籍していました。
- - 『さし旅』時代では、ナレーションを担当した前田綾香と島﨑信長を含み、制作統括の関卓也やプロデューサーの佃敏史、ディレクターの松藤豪(ハンター)なども活動していました。
視覚的要素
番組のタイトルロゴも注目され、前身の『指原ペディア』ではシンプルなデジタル表記だったのに対し、『さし旅』では指原の似顔絵がフィーチャーされました。この似顔絵は、指原がショートカットにした際にはその髪型に合わせたデザインへと変更されるなど、視聴者を楽しませる工夫がされていました。さらに、各回のサブタイトルやロケの重要なシーンでのタイトル、オンラインマニアとのイラストなども積極的に使用され、視覚的な楽しさを提供していました。
終幕
『さし旅』は
2020年12月8日に最後の放送を迎え、番組公式サイトは2022年に閉鎖されました。これにより、
指原莉乃の魅力とユニークな旅のスタイルを提供したこの番組の歴史は一旦幕を閉じましたが、多くのファンの記憶にはその内容が深く刻まれています。