さだまさしカウントダウンスペシャル

『さだまさしカウントダウンスペシャル』は、毎年大晦日に文化放送から放送される特別番組であり、さだまさしの名を冠する人気のイベントです。この番組は、日付が新年に切り替わる瞬間を生放送で届け、全国のリスナーに特別な瞬間を共有することを目的としています。

さだまさしは、2008年から毎年カウントダウンライブを実施しており、文化放送との深いつながりを活かして、年越しの時間帯に合わせた生放送を行っています。初めはライブの後に生放送を行っていましたが、2010年からは年越しの瞬間を跨ぐ放送に変更され、現在の形式が定着しました。番組タイトルには、その年の干支にちなんだユニークな名称が付けられるのも特徴です。例えば、2023年は「卯年」、2024年は「辰年」といった具合です。

また、さだまさしはNHKテレビの『年の初めはさだまさし』との相互生放送も行うことがあり、文化放送のナビゲーターである寺島尚正アナウンサーが出演することもあります。さらに、さだは『ももいろ歌合戦』にも参加しており、両方の放送が重なる際には中継番組を通じて聴衆にパフォーマンスを届けています。2021年の『紅白歌合戦』に出場した際にも、同様の中継が行われました。

この番組は文化放送を中心に全国ネットで放送されており、愛知県の東海ラジオなどとも関連が深く、毎年フルネットでの放送を行っています。他の地方局では、通常の番組を差し替えて放送することが多いのですが、特に土曜日から日曜日に跨る場合は自局制作の番組が優先されるため、放送されない局も存在します。

2020年には、両国国技館でのカウントダウンライブが新型コロナウイルスの影響で中止になったものの、その代わりに無観客での生配信が行われ、多くのリスナーに感動を与えました。

このように、『さだまさしカウントダウンスペシャル』は、音楽を通じて新年を迎える特別な番組であり、さだまさしの魅力を存分に感じることができるイベントとして、毎年多くのファンに楽しみされています。2023年の放送では、両国国技館から「ウッカリ寝ないで聴いてピョン！」というタイトルでリスナーを楽しませ、2024年には「昇り龍！」というテーマで新たな年を迎える準備が進められています。これからの放送も期待が高まります。

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