さべあのま

さべあのまとは

さべあのま（1956年 - ）は、日本の女性漫画家およびイラストレーターです。彼女は大阪府で生まれ、東京で成長しました。そのキャリアは、高校時代から始まる同人活動にまで遡りますが、特に同人誌「楽書館」で作品を発表することで名を馳せました。1978年に商業誌デビューを果たすきっかけとなったのは、みのり書房が発行した『Peke』に掲載された短編作品「帰郷」でした。このデビューは、彼女が1980年代に「ニューウェーブ」の一員として知られるきっかけとなりました。

代表作品

彼女の代表作の中には、『モト子せんせいの場合』があり、1988年にはTBS系でテレビドラマ化されました。また、彼女の作品『ライトブルーペイジ』も多くの読者に支持されています。さらに、1999年には彼女の作品『スージーちゃんとマービー』がNHK教育でアニメ化されるなど、その活躍の場を広げています。

近年は、イラストレーターとしての活動が主になっており、他のアーティストとのコラボレーションや、様々な媒体でのイラスト製作に挑んでいます。

高野文子との親交

さべあのまは、同じく漫画家である高野文子とはデビュー前からの親しい関係にあります。彼女たちは初期の活動時に、同じく『楽書館』で作品を発表しており、互いの絵柄が類似しているとの指摘も受けていました。実際に互いの原稿を手伝い合ったこともあり、おしぐちたかしの著書『漫画魂』によれば、その関係は非常に深いものだったようです。また、『はにほへといろは』の巻末には、彼女と高野の対談形式のイラストエッセイが収められています。

作品リスト

さべあのまの作品には以下のようなものがあります。

• - ライトブルーペイジ
• - モト子せんせいの場合
• - 地球の午后三時
• - さべあのま キラキラヒカルYume
• - はにほへといろは
• - さべあぶらんど
• - ネバーランド物語
• - ギジェット
• - マービー
• - 懐しい贈りもの
• - スージーちゃんとマービー

単行本の出版

彼女の作品は単行本としても数多く出版されています。例として以下のいくつかを挙げます:

• - 『ライトブルーペイジ』（1980年5月、奇想天外社）
• - 『モト子せんせいの場合』（1982年1月、主婦の友社）
• - 『地球の午后三時』（1982年11月、朝日ソノラマ）
• - 『はにほへといろは』（1984年1月、白泉社）
• - 『スージーちゃんとマービー』全5巻（1999年5月より2002年1月にかけて、小学館）

まとめ

さべあのまは、アートとストーリーテリングの両方で才能を発揮し続け、多くの読者に愛されてきました。彼女の作品は、独特の魅力を持ち続けており、今後の動向に対する期待も高まっています。公式サイトやTwitterでの活動もぜひチェックしてみてください。

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