さまぁ〜ず×さまぁ〜ず

さまぁ〜ず×さまぁ〜ず

『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』は、お笑いコンビ・さまぁ〜ず（大竹一樹、三村マサカズ）がメインを務めるトークバラエティ番組。2007年4月から2020年9月までテレビ朝日系列で放送され、2025年4月からはBS朝日で放送を再開することが決定している。

概要

この番組は、さまぁ〜ずの2人がまるでトークライブのような形式で、自由な雰囲気の中トークを繰り広げるのが特徴。「ひょっとしたら面白いかもしれない番組」というコンセプト通り、肩肘張らずに楽しめる内容が魅力だ。

番組のルーツは、2006年12月に行われたライブイベント『さまぁ〜ずトークLIVE 三村もいるよ!』。このイベントが好評だったことを受け、レギュラー番組としてスタートした。制作スタッフは、かつて2人が出演していた『内村プロデュース』の主要メンバーが中心となり、番組を盛り上げている。

トークライブの収録は、番組公式サイトで募集された一般の観覧客を前に、テレビ朝日のスタジオで行われる。内容は、大竹が自身の体験談や日々の愚痴、結婚後は息子や妻の話などを中心に、三村が家族の近況などを語る。また、番組の前説担当であるつぶやきシローや、さまぁ〜ずのマネージャー、番組スタッフなど、周辺の人物にまつわるエピソードも頻繁に登場する。

番組では、2人のトークだけでなく、舞台上のマルチスクリーンを使った大喜利やクイズといった企画も行われる。

番組の歴史

地上波放送時代は、放送時間の変更が頻繁に行われた。また、年末には放送時間を拡大したスペシャル版が放送されたり、DVDの発売を記念したハワイロケなど、特別な企画も実施された。

2020年9月には、つぶやきシローから番組終了が発表され、惜しまれつつも一旦幕を閉じた。しかし、2025年4月には『さまぁ～ず×さまぁ～ず BSさまぁ～ず Powered by 銀のマルシェ』として、BS朝日で復活することが決定。長年のファンにとっては嬉しいニュースとなった。

コーナー

番組後半には、さまぁ〜ずの2人が様々な企画に挑戦するコーナーが設けられている。

海外の法律当てクイズ：海外に存在する珍しい法律の穴埋めクイズに挑戦。
さまぁ〜ず式英会話：英語の発音を日本語に聞こえるように変換する、独特な英会話。
絵描き歌に挑戦：絵描き歌を聞いて絵を描いたり、お互いに絵描き歌を作って絵を描かせたりする。
逆回転に挑戦：お題のシチュエーションを逆回転で演じる。
お客さんの似顔絵を当てよう：観覧客の似顔絵を描き、誰を描いたかを当てる。

また、初期にはショートコントやロケコーナーなども存在したが、後にパペットを使ったコントが定番となった。

パペットコント

さまぁ〜ずの2人がパペットを操作し、コントを繰り広げる。三村家の家族構成をモチーフにしたキャラクターが登場し、シュールな笑いを誘う。パペットは番組のマスコット的な存在となり、DVDのジャケットにも使用されている。

1ミニッツ対決

2012年から2013年にかけて行われたコーナー。さまぁ〜ずの2人が1分間のミニゲームで対決し、負け越した方が罰ゲームを受けるというもの。このコーナーでは、パペットが背景に飾られていた。

出演者

さまぁ〜ず（大竹一樹・三村マサカズ）
つぶやきシロー（不定期出演）
たかはC（不定期出演）

番組は、さまぁ〜ずの2人の意向により、ゲストを招かず、あくまで2人のトークライブというスタイルを貫いている。過去には、『内村プロデュース』のDVD発売記念で内村光良がゲスト出演したことや、山崎弘也（アンタッチャブル）が電話で出演したこともある。

『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』は、さまぁ〜ずの2人の魅力が詰まった、唯一無二のトークバラエティ番組だ。BS朝日での放送再開を機に、新たなファンを獲得することだろう。

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