しずおか歩記

しずおか歩記（しずおかあるき）

『しずおか歩記』は、2006年4月2日から2013年3月31日まで、静岡第一テレビ（SDT）で放送されていたローカル情報番組です。この番組は、静岡県内のさまざまな農産物や農業にかかわる人々の生活を紹介することに焦点を当てていました。

番組の背景とコンセプト

初回放送から、この番組はJA静岡の単独提供を受けており、地域の農業振興を目的としていました。前番組の『ぐるっと静岡食紀行』と類似したスタイルを持ちながら、視点を農業従事者の生活に広げ、視聴者に地域の農業の実情をのぞかせる構成でした。このアプローチにより、視聴者はただの農産物の紹介に留まらず、農業に従事する人々の日常生活や努力を理解することができました。

番組の内容と形式

リポーターが静岡県のさまざまな場所に赴いて農産物を紹介し、時には農作業を実際に体験することもありました。例えば、米の収穫や野菜の植え付けなど、地域密着型の内容が盛り込まれており、農業の大変さや楽しさを伝えていました。このように、番組は教育的な要素とともに、エンターテイメント性も持ち合わせていました。

放送開始当初のタイトルは『しずおか歩記 〜素敵なスローライフ〜』でしたが、その後、地域の魅力を伝える内容に進化していきました。リポーターたちが農家の人々との対話を通じて、彼らの思いや工夫を引き出しながら、多様な農産物を紹介するコーナーは視聴者に好評でした。

放送終了と後継番組

2013年4月に『シューイチ』の放送開始時刻が早まることに伴い、番組は同年3月31日の放送分をもって終了しました。その後、2013年4月7日から新たに『おいしい楽園。』という番組がスタートし、地域の食文化や農産物を引き続き紹介することになりました。

放送時間と出演者

『しずおか歩記』は、日曜日の7:45から7:59の時間帯で放送されていましたが、2012年4月からは放送時間が15分拡大し、7:30からに変更されました。リポーターとしては、小倉功、川合千里、早川美幸、青柳愛、坂本洋子、川瀬良子といった多彩なメンバーが番組を支えました。ナレーションには、SDTアナウンサーの徳増ないるが担当していました。

まとめ

『しずおか歩記』は、静岡県の農業とその背景を視覚的に楽しみながら学べる貴重な番組でした。地元の魅力を再発見し、農業の大切さを感じる機会を提供したこの番組は、多くの視聴者に愛されていました。地域の農業の未来を見つめ、次世代へとつなげるきっかけとなるような番組であったことは、後継番組においても変わらぬテーマとして引き継がれています。

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