しょぼしょぼ日記システムは、
Perlで記述された
Web日記システムです。その開発背景には、
Rubyで動作するtDiaryを模倣し、
Perl環境で同様の機能を実現したいという意図があります。そのため、tDiaryクローンとみなされることもあります。
システムの特徴
しょぼしょぼ日記システムの最大の特徴は、モジュール構造を採用している点です。これにより、プラグインを導入することで、システムの機能を柔軟に拡張できます。プラグイン開発のためのAPIも公開されており、開発者コミュニティによる機能追加が期待されます。
また、他の
Web日記システムと比較して特筆すべき点として、Wiki文法による記述に対応していることが挙げられます。FreeStyleWikiとの連携も可能であり、Wiki的なコンテンツ作成の柔軟性を
Web日記に取り入れることができます。
記事の記述形式は、WikiスタイルとHTMLスタイルの両方に対応しており、ユーザーの好みに合わせて選択できます。さらに、記事にファイルを添付することも可能で、文章だけでなく画像やドキュメントなどを共有することもできます。
主な機能
このシステムには、以下の主要な機能が備わっています。
- - tDiaryのテーマ: tDiaryで利用可能なテーマを適用でき、デザイン面でのカスタマイズが容易です。
- - 訪問者コメント: 記事に対して訪問者がコメントを投稿でき、ユーザー間のコミュニケーションを促進します。
- - トラックバック: 他のブログやウェブサイトとの間でトラックバックを送信・受信でき、情報共有を円滑にします。
- - 本日のリンク元: 当日のリンク元を表示することで、どこからアクセスがあったかを確認できます。
- - カテゴライズ: 記事をカテゴリ分けすることで、情報の整理や検索が容易になります。
歴史
しょぼしょぼ日記システムは、以下のバージョンアップを経て進化してきました。
- - 2003年2月26日: tDiaryのテーマが利用可能になったバージョン2.2が公開されました。
- - 2003年8月21日: コードを全面的に書き直したバージョン3.0が公開され、システムの基盤が強化されました。
- - 2006年5月20日: トラックバックの送受信に対応したバージョン3.9が公開され、他のWebサイトとの連携が強化されました。
しょぼしょぼ日記システムは、
Perl環境で手軽に
Web日記を始めたいユーザーにとって、有力な選択肢の一つとなるでしょう。プラグインによる拡張性、Wiki文法での記述、ファイル添付などのユニークな機能を備え、多様なニーズに対応できる柔軟性の高いシステムと言えるでしょう。
外部リンク