すっぽんの女たち

『すっぽんの女たち』シリーズ：SDN48と共に歩んだバラエティ番組の軌跡

『すっぽんの女たち』は、2010年6月から2012年3月までテレビ朝日で放送されたバラエティ番組です。SDN48初の地上波レギュラー番組としてスタートし、その変遷の中で様々な企画やリニューアルを経て、多くの視聴者に愛されました。

『すっぽんの女たち』（2010年6月 - 2011年4月）

番組は、SDN48のメジャーデビューメンバーを選抜するためのアピール番組として始まりました。架空の芸能事務所「加藤興業」を舞台に、笑福亭笑瓶社長がSDN48のメンバーを様々なメディアに売り込むという設定で、メンバーの個性を引き出す企画が展開されました。

メジャーデビューメンバー決定後は、番組内容をリニューアル。男性ゲストを招き、テーマトークを行う形式に変更されました。各回で「今日のNo.1すっぽん娘」が選ばれ、選ばれたメンバーは次の回で最前列のセンターに座るという特典が与えられました。また、「すっぽん娘のひとりごと」や「すっぽん娘とゲストのふたりごと」といったコーナーも設けられ、メンバーの素顔やゲストとの交流が垣間見えました。

『すっぽんの女たち2』→『すっぽんの女たち』→『すっぽんの女たち〜巣に帰る〜』（2011年4月 - 2012年3月）

2011年4月には、放送時間が拡大され、『すっぽんの女たち2』としてリニューアル。SDN48メンバーが様々なゲームで対決する「SDN48ガチンコトーナメント」が開催され、メンバーの真剣な表情や意外な一面が披露されました。トーナメント上位入賞者には、『週刊ヤングマガジン』のグラビアページへの出演権が与えられるという特典もありました。

その後、番組は再び『すっぽんの女たち』にタイトルを戻し、東京近郊の温泉地や観光地を巡る内容に変更されました。しかし、SDN48の全メンバーが2012年3月31日をもって卒業することが発表されたことを受け、番組タイトルは『すっぽんの女たち〜巣に帰る〜』に再変更。「卒業しそれぞれの夢に向かうメンバーを応援する」というテーマのもと、メンバーの卒業後の活動に焦点を当てたドキュメンタリー企画などが展開されました。

番組を彩った出演者・スタッフ

番組には、笑福亭笑瓶がMCとして出演し、SDN48のメンバーと共に番組を盛り上げました。また、秋元康が監修を務め、櫻井たつしが構成を担当するなど、豪華なスタッフ陣が番組制作を支えました。

まとめ

『すっぽんの女たち』シリーズは、SDN48の成長と共に歩んだバラエティ番組でした。番組を通じて、SDN48のメンバーは様々な経験を積み、それぞれの夢に向かって大きく羽ばたいていきました。番組は、SDN48のファンにとって、彼女たちの魅力を再発見する貴重な機会となりました。

2012年3月、SDN48の全メンバー卒業と共に、『すっぽんの女たち』シリーズは1年10ヶ月の歴史に幕を閉じました。しかし、番組は多くの視聴者の心に、SDN48の輝かしい足跡と共に、いつまでも記憶されることでしょう。

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