せんだい演劇工房10-BOX

せんだい演劇工房10-BOXについて

せんだい演劇工房10-BOX（せんだいえんげきこうぼう てんぼっくす）は、2002年に開設された宮城県仙台市若林区に位置する文化施設である。公益財団法人仙台市市民文化事業団が運営しており、地域の芸術活動を育成する重要な役割を果たしている。

施設の概要

10-BOXと称される本館には、演劇に関わる様々な施設が整っている。主な施設は、劇場、稽古場、作業場を含んでおり、これらは総合的に演劇の制作から発表までを支援する。特に、能舞台を備えた別館の「能-BOX」も設置されており、日本の伝統芸能を継承する場として多くの公演が行われている。また、公演以外にも講座やワークショップが開催されており、さらには2013年から始まったせんだい短編戯曲賞を通じて新しい才能の発掘を目指している。

10-BOXの施設紹介

本館の10-BOXには、以下のような多様な施設が存在します：

• - box-1：収容人数80名の劇場（面積117平方メートル）
• - box-2：練習室（面積75.6平方メートル）
• - box-3：練習室（面積61.6平方メートル）
• - box-4：練習室（面積45.7平方メートル）
• - box-5：練習室（面積104.2平方メートル）
• - box-6：練習室（面積56平方メートル）
• - box-7：舞台セット製作やチラシ作成が行える作業場（面積109.1平方メートル）
• - box-8：印刷室（面積29.2平方メートル）
• - box-9：演劇関連書籍が揃った資料室（面積29.2平方メートル）
• - box-10：事務室（面積77.4平方メートル）

この内、box-1からbox-4、さらに専有利用できるbox-7は24時間利用可能で、利用者はそれぞれのニーズに応じて多様な活動を行うことができる。

能-BOXについて

別館の「能-BOX」は、個人から寄贈された稽古用能舞台を移設し、2011年に完成した。外観は銀色の倉庫の形状を残しつつ、内部は改修され、専用の舞台が設けられている。この施設は、能楽ファンや新たな演者の育成に寄与しており、定員は100名で、様々な能楽公演や練習が行われている。

アクセス情報

せんだい演劇工房10-BOXへのアクセスは非常に便利で、次のような交通手段を利用することができます。まず、仙台市地下鉄東西線の卸町駅からは北1出口より徒歩約10分で到着します。また、仙台市営バスを利用する場合、「卸町二丁目」バス停から徒歩約7分、「卸町10-BOX前」バス停からは約3分でアクセス可能です。さらに、車でのアクセスも良好で、仙台南インターチェンジ及び泉インターチェンジからは約40分で到着します。

結論

せんだい演劇工房10-BOXは、地元の演劇や日本の伝統芸能を支援し、地域文化の発展に寄与する貴重な施設です。多様な設備や多くのプログラムを通じて、演劇に触れる機会を提供し、創造性を育む場を提供しています。

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