そこのけもののけ事件帖

『そこのけもののけ事件帖』シリーズ

『そこのけもののけ事件帖』は、著者檜木田正史による妖怪をテーマにした小説シリーズです。この作品は、独特の雰囲気と面白さで、多くのファンを魅了しています。挿絵を担当したのは、ヲンと雄樋というアーティストで、作品の魅力を引き立てています。

作品の発表経緯

シリーズの初めは2008年から2010年にかけて、ケイブの携帯サイトである探偵プレイにて配信されたことからスタートしました。最初のエピソードである『わら人形「が」殺害事件』や、クリスマス特別編の『なぬっ!?サンタが睡眠薬で!?』、続いて公開された『ドッ、ドラキュラが血を飲んで殺されたぁ!?』など、意欲的にストーリーが展開されました。

その後の2013年4月には、ノベライズも始まっており、榎本事務所から電子書籍として配信されています。そして2013年12月からは新しい書き下ろし作品の刊行も開始され、ますます話題を呼んでいます。

特筆すべきは番外篇の『鬼のずんぼらぶー』です。この作品は朗読会「妖怪百声物語～第四夜～」にて朗読され、さらにはドラマCD化もされ、多方面で楽しまれています。

作品の詳細

第1話『ええっ!?　ワラ人形が殺されたぁぁ!?』

この作品は、探偵プレイとして2008年11月14日に配信され、その後、2013年4月16日に小説版が出版されました。ビジュアルノベル形式で、詳細なイラストや音楽、効果音が搭載され、選択肢によるストーリの分岐も特徴的です。

番外篇其の一『なぬっ!?サンタが睡眠薬で!?』

続いて、2009年12月24日に発表されたこのエピソードも、楽しいクリスマスをテーマにしており、探偵プレイ形式で楽しむことができます。2014年3月には小説版も登場しました。

第2話『ドッ、ドラキュラが血を飲んで殺されたぁ!?』

2010年1月29日から連載されたこの第2話も、多くの注目を集め、3月には小説としての配信が実現しました。

第3話『やっ!?　ヤマタノオロチの1頭が殺されたとな!?』

2014年1月24日に小説版が出され、彼らの物語は続いています。

番外篇其の二『鬼のずんぼらぶー』

朗読会での朗読を経て、ドラマCDも制作され、多角的にこの作品を楽しむことができるようになっています。

登場キャラクター

このシリーズでは、九尾の狐やカッパ、吸血鬼、雪女、鬼など多彩な妖怪が登場します。それぞれのキャラクターが持つ独特な背景や性格が物語を彩り、読者を引き込む要素となっています。

制作スタッフ

『鬼のずんぼらぶー』の朗読会では、作を檜木田正史が手掛け、さまざまなキャストが参加してパフォーマンスを行いました。ドラマCDにおいても、絵師やプロデューサーたちが協力し合い、作品作りを支えています。

おわりに

『そこのけもののけ事件帖』は、ユニークな妖怪ミステリーと魅力的なキャラクター、そして広がりのあるストーリー展開が魅力的な作品です。多くの読者に愛され続けるこのシリーズは、今後の動向にも目が離せません。

もう一度検索