その日、カレーライスができるまで

その日、カレーライスができるまで

『その日、カレーライスができるまで』は、2021年9月3日に公開された日本映画。清水康彦が監督・脚本・編集を手掛け、齊藤工が企画・プロデュースを担当。主演はリリー・フランキーが務めます。

妻の誕生日を祝うためにカレーライスを作る男の日常を通して、過ぎ去った日々への想いを描く物語。ほぼ全編がリリー・フランキーの一人芝居で構成され、撮影はわずか3日間で行われました。

ストーリー

古びた台所で、初老の男がカレーを作っています。三日後に誕生日を迎える妻のために、腕によりをかけてカレーを煮込んでいるのです。ラジオからは、自慢の料理「三日目のカレー」について語る番組が流れています。それは、かつて男が投稿したメールが採用されたものでした。

煮込みの合間に、男は古い8ミリフィルムを映写します。そこに映るのは、幼くして病死した息子。男は、十分な治療費を用意できなかった甲斐性のなさを悔やみ、涙を流します。実は昨年、妻は家を出て行き、男は一人暮らし。それでも男は、カレーを作り続けます。

翌日、いつものラジオ番組では、「カレーを作った鍋、洗う前の活用法」というテーマでリスナーからの投稿を紹介していました。男は、それが妻からの投稿であることに気づきます。すると、妻から電話がかかってきます。家に戻るかどうかを尋ねる男に、妻は「考えさせて」と穏やかに答えます。

そして三日目、ついにカレーが完成します。男は黙々と、白飯にカレーを盛り付けます。テーブルには、妻と息子、そして自分の分の三皿のカレーライスが並べられました。

キャスト

健一：リリー・フランキー
声の出演
映吉：中村羽叶
吉田照美
岡田ロビン翔子
黄栄珠
福田信昭
美津子：神野三鈴

スタッフ

監督・脚本・編集：清水康彦
企画・プロデュース：齊藤工
原案・脚本：金沢知樹
脚本：いちかわニャー
主題歌：安部勇磨「テレビジョン」（Thaian Records）
製作：坂本香（TBSグロウディア）、有馬一昭（イオンエンターテイメント）、佐久間大介（イースト・ファクトリー）
エグゼクティブプロデューサー：麻生英輔
チーフプロデューサー：小林有衣子
プロデューサー：野村梓二
撮影：川上智之
照明：上野甲子朗
録音：桐山裕行
美術：松本千広
音楽：香田悠真
助監督：草場尚也
フードコーディネーター：松山綾子
スタイリスト：服部昌孝
ヘアメイク：岩城舞、中村維斗子、飯島恵美
ラインプロデューサー：安藤光造
アシスタントプロデューサー：金川紗希子
デザイン：池田樂水、齊藤賢太郎
特別協力：ひかりTV、dTVチャンネル『地球の寿命 -開放区-』、bayfm78『TAKUMIZM』
配給：イオンエンターテイメント
制作プロダクション：イースト・ファクトリー
製作：映画『その日、カレーライスができるまで』製作委員会（TBSグロウディア、イオンエンターテイメント、イースト・ファクトリー）

外部リンク

映画「その日、カレーライスができるまで」公式サイト
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