その顔が見てみたい

バラエティ番組「その顔が見てみたい」

「その顔が見てみたい」は、フジテレビ系列で2010年10月28日から2012年2月3日までの約1年半にわたり放送されたバラエティ番組です。本番組は、視聴者の「見てみたい」という好奇心から生まれたもので、気になる有名人の顔や素顔、また「美人○○」といったテーマで構成されていました。

番組の概要

2011年1月5日には、番組初の全国ネットを利用した正月スペシャルが放送されるなど、特番も数回行われ、視聴者の反響を受けてレギュラー化に至りました。初期は水曜日の深夜に毎週放送されていましたが、2011年4月からは火曜日の23時台、さらに同年7月からはゴールデンタイムである金曜日の19時台に昇格しました。

放送の流れ

番組は、視聴者のわくわく感を表現するために「わくわくレバー」や「わくわくチェッカー」といったユニークな道具を用いて進行しました。水曜深夜時代には、宮迫博之がゲストにネタをやらせたり、レバーを使ってわくわく度を示したりするスタイルが人気を博しました。その後、レギュラーの形式が変更され、参加者はわくわく度を測定し、それに基づいて退場となることもありました。

金曜ゴールデン時代は、さまざまなコーナーや企画が行われ、時にはゲスト達がグルメ企画で料理を試食する場面もありました。ただし、基準に満たない場合は退場になり、試食もできない厳しいルールが設けられました。

人気の一因

番組が人気を集めた理由の一つは、出演者である雨上がり決死隊の宮迫博之と蛍原徹の息の合った司会進行にありました。彼らのキャラクターは視聴者にとって親しみやすく、笑いを誘う要素が満載でした。また、ゲストとして参加した有名人たちが素顔を見せることで、普段とは違った魅力を引き出すことが出来たのも視聴者を惹きつける要因の一つとなっていました。

放送期間と結果

最終的に2012年2月3日に最終回を迎え、約1年半の歴史に幕を下ろしました。ゴールデンタイムに昇格したものの、視聴率の低迷が続き、他の新番組との兼ね合いもあって、放送回数は14回と限られたものでした。

最終回以降も関東ローカルや特別編が放送されたものの、完全に終了する運びとなりました。番組の新たな試みや対策が試みられましたが、方向転換を強いられた最後の結果となりました。

このように、「その顔が見てみたい」は、見る側の興味を引く独特なスタイルが特徴の、知名度の高いバラエティ番組として多くの視聴者に愛された番組でした。

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