この
映画は、青春時代をラグビーに捧げた男性たちが、再びチームを結成し、
ゲートボールの世界で活躍する物語です。舞台は、かつて彼らが青春を謳歌した高校から数十年後。彼らはそれぞれの道を歩み、人生の様々な経験を積んできました。
主人公の織田桃次郎は、愛する妻を亡くし、カレー店を営みながら、物寂しい日々を送っています。そんなある日、彼は高校時代のラグビー部のマネージャーだったサクラと再会します。サクラはデイサービス『桜ハウス』を経営していますが、経営難に陥っており、
認知症の症状も現れ始めていました。
桃次郎は、かつての仲間たちと相談し、桜ハウスを救うため、
ゲートボール大会への出場を思いつきます。優勝すれば施設の知名度が上がり、経営難を脱する糸口になるかもしれないという希望です。こうして、元ラグビー部員たちは『チームさくら組』を結成し、再びチームとして一つの目標に向かって突き進むことになります。
メンバーは、桃次郎をはじめ、個性豊かな元ラグビー部員たち。彼らは、年齢を重ね、体力も衰えましたが、青春時代を共に過ごした仲間との絆、そしてラグビーで培った『ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン』の精神は健在です。厳しい練習や様々な困難を乗り越えながら、彼らは
ゲートボールを通して、友情を育み、再び青春の輝きを取り戻していきます。
しかし、彼らの挑戦は決して容易ではありません。ライバル施設の出現や、背後に潜む悪徳ゼネコンの陰謀など、様々な困難が待ち受けています。それでも、彼らは諦めません。仲間を信じ、互いを支えあいながら、困難に立ち向かっていきます。
映画には、
藤竜也さん、
石倉三郎さん、
大門正明さん、
森次晃嗣さん、
小倉一郎さんといったベテラン俳優陣に加え、
田中美里さん、
本田望結さんなど、多彩なキャストが出演しています。彼らの演技は、登場人物たちの感情を深く表現し、物語にリアリティを与えています。
『それいけ!
ゲートボールさくら組』は、単なるスポーツ
映画ではありません。年齢を重ねても、友情や努力の大切さを教えてくれる感動的な物語です。青春時代を懐かしむ人、友情の大切さを改めて感じたい人、そして元気をもらいたい人、全ての人におすすめしたい作品です。
主な登場人物
織田桃次郎: 元ラグビー部員で、主人公。カレー店を経営している。
花田菊男、森長兆司、金原巌、臼井玲雄: 桃次郎の高校時代のラグビー部仲間たち。
木下サクラ: 高校時代のラグビー部マネージャー。デイサービス『桜ハウス』を経営している。
嶋田七海、木村理恵、赤木悠真、川俣しのぶ、中村綾、直江喜一: ゲートボールチーム『チームさくら組』のメンバー。
毒蝮三太夫: 特別出演
三遊亭円楽: 友情出演(解説者)
この
映画は、年齢を重ねても、友情や努力の大切さを教えてくれる、心温まる作品です。老いも若きも、人生の様々な場面で共感できる、普遍的なテーマを描いています。ぜひ、劇場でご覧ください。