たのきん全力投球!

たのきん全力投球!



『たのきん全力投球!』は、1980年10月9日から1983年3月27日までTBS系列で放送された日本のバラエティ番組です。この番組では、たのきんトリオのメンバーである田原俊彦近藤真彦野村義男が中心となり、様々な企画に出演者たちと共に挑戦しました。

様々な企画内容



番組はコント、歌、クイズ、ドラマなど多岐にわたるコンテンツで構成されていました。特に印象的な企画に、針を取り付けた電車のおもちゃが線路を一周する間に、物を組み立てるゲームがありました。このゲームは、時間内に組み立てに失敗すると、大きな風船が割れてしまうというスリリングなもので、視聴者を楽しませました。

また、毎回の放送にはたのきんトリオと同じ年代の女性アイドルたちがゲストとして出演しており、特に松田聖子はほぼ全てのコントに参加し、そのコメディエンヌとしての才能を見せつけました。このような魅力的なゲスト陣が、番組をさらに盛り上げていました。

番組の変遷



開始当初は木曜日のゴールデンタイムに放送されていましたが、1982年には放送枠が日曜日の12時に移動し、その際に1時間枠に拡大されました。この変更に伴い、公開収録という形態にリニューアルされ、より多くの観客の前でのパフォーマンスが行われるようになりました。しかし、番組はその後1年で終了しました。

番組が放送されていた期間中は、東急百貨店が一社提供を行っていました。また、一部地域では別の放送時間で視聴されることがありました。たとえば、毎日放送では土曜日の朝にも放送されていました。

出演者



レギュラー出演者には、たのきんトリオに加え、松本伊代や松田聖子河合奈保子などのアイドルが名を連ねていました。特に松本伊代は番組のドラマコーナーでデビューを果たすことになりました。その他にも、堀ちえみ日髙のり子川田あつ子など多彩なメンバーが出演していました。

世代を超えた影響



この番組は、放送終了後もその影響を色濃く残しています。2005年に放送された特別番組『中居正広のテレビ50年名番組だョ!全員集合笑った泣いた感動したあのシーンをもう一度夢の総決算スペシャル』では、『たのきん全力投球!』の映像が使われ、懐かしいオープニングテーマやコントのシーンが再現されました。

さらには、番組終了から20年後には『ロンロバ!全力投球!』という新たなタイトルの番組がTBSで放送され、元の番組を踏まえた内容となっていました。こうしたことからも、『たのきん全力投球!』が日本のテレビバラエティ史に与えた影響の大きさが伺えます。

まとめ



『たのきん全力投球!』は、視聴者に笑いと楽しさを提供し、当時のアイドルたちの活躍の場ともなった番組です。バラエティ番組としての要素が盛り込まれ、多くのファンに愛されたこの番組は、今でも多くの人々の記憶に残っていることでしょう。

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