ちびまる子ちゃん (映画)

映画『ちびまる子ちゃん』の概要

『ちびまる子ちゃん』は、1990年12月15日に公開された、日本のアニメーション映画で、東宝が配給を行いました。この映画は、電話の100周年を記念して制作され、原作は人気漫画家さくらももこです。2022年12月21日にはBlu-ray DiscおよびレンタルDVDがリリースされ、これに際して『大野君と杉山君』という副題が付けられました。

あらすじ

物語は、まる子とその友人、大野くんと杉山くんの友情を中心に展開。ある日、学校の席換えで一緒になった2人は、共にやんちゃで仲良しですが、船乗りになるという夢を抱いています。運動会ではそれぞれ隊長、副隊長を任されるものの、小さなことから喧嘩が勃発。結果、白組が勝利しますが、まる子たちは少し沈んだ様子で過ごします。

さらに話は進み、次に訪れるのはクリスマスに行われる合唱コンクール。大野くんは独唱することになりますが、当日、声が出なくなってしまいます。そこで、杉山くんが代役を務め、彼らは全校で2位を受賞します。この出来事を通じて、2人は仲直りし、再び絆を深めていきます。しかし、そんな矢先に大野くんが転校することが決まります。

キャスト

本作品には多くのキャラクターが登場し、魅力ある声優陣がそれぞれのキャラクターに命を吹き込んでいます。まる子役のTARAKOをはじめ、お父さんのひろし（屋良有作）、お母さんのすみれ（鈴木みえ）、おじいちゃんの友蔵（富山敬）、おばあちゃんのこたけ（佐々木優子）といったさくら家の面々が描かれています。さらに、大野くんは山口勝平、杉山くんは水原リン（現・真山亜子）が演じています。

制作陣

この映画は本橋寿一の制作総指揮のもと、さくらももこが原作と脚本を担当しています。音楽は中村暢之が手がけ、キャラクターデザインには重国勇二が参加しました。監督には芝山努と須田裕美子が名を連ねており、様々なスタッフが集結して、質の高いアニメーションを実現しています。

主題歌

本作のオープニング主題歌として用いられたのは「おどるポンポコリン」で、作詞はさくらももこ、作曲・編曲は織田哲郎が担当しています。また、エンディング主題歌「ゆめいっぱい」は、関ゆみ子が歌い、亜蘭知子が作詞を手がけています。

書誌情報

映画化に合わせ、特別描き下ろしの原作漫画も手に入れることが可能です。このように、映画『ちびまる子ちゃん』は、友情や成長をテーマにした感動的な物語を提供し、多世代にわたり親しまれている作品となっています。

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