つけまつける

シングル「つけまつける」

きゃりーぱみゅぱみゅの1枚目のシングル「つけまつける」は、2012年1月11日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされました。この作品は、彼女の音楽キャリアにおいて重要な一歩であり、単なるシングル以上の意味を持っています。

概要

きゃりーぱみゅぱみゅは2011年にミニ・アルバム「もしもし原宿」で本格的な音楽キャリアをスタートさせました。続いて「つけまつける」は、彼女にとって初めてのCDシングルです。この曲は、中田ヤスタカのプロデュースによるもので、前作から引き続き彼の独特なセンスが発揮されています。

発売に先立って、2011年12月7日には73カ国で先行配信が始まり、これは邦楽アーティストとしては最多の対象国数でした。収録されている楽曲は全て中田ヤスタカによって作詞・作曲・編曲されており、彼の音楽スタイルが色濃く反映されています。

「つけまつける」は初回限定盤と通常盤の二種類で発売され、アートワークはSTEVE NAKAMURAが手掛けています。シングルのジャケット写真やビジュアルにも、彼女の独特なファッションセンスが表れています。

音楽配信の売上は、2013年2月までに60万ダウンロードを達成するなど、その人気ぶりを証明しました。また、2016年には平井堅によるカバーも話題となり、いまだに多くの人に愛され続けている楽曲です。

ミュージック・ビデオと評価

ミュージック・ビデオは田向潤が監督を手掛け、2011年12月7日に公式YouTubeアカウントで公開されました。このビデオは4100万回以上再生され、瞬く間に多くのファンを魅了しました。振付はMAIKO、衣装は飯嶋久美子が担当しており、視覚的にも楽しめる要素が多く盛り込まれています。

このビデオは、スペースシャワーTVが主催する「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」で、2012年の年間最優秀作品「BEST VIDEO OF THE YEAR」にも選ばれました。これは、きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオが評価され、業界内での影響力を示す結果となりました。

批評と評価

音楽メディアの『hotexpress』のレヴューでは、サウンドが以前のCAPSULEに似ていると述べられており、ファッションと音楽の両面で代表的な存在であるきゃりーぱみゅぱみゅの魅力が強調されています。『リッスンジャパン』の評価では、彼女の「ファンシー感」や「キュートでドリーミーなポップ感」に焦点を当てた批評があり、今までにはない新しいポップのスタイルを体現した作品として評価されています。

収録曲

1. つけまつける [4:19]
- 番組やCMで多用されており、つけまつげについて触れる歌詞が特徴です。

2. きゃりーANAN [3:18]
- こちらもCMソングとして親しまれています。

3. チェリーボンボン（extended mix） [5:00]
- 「つけまつける」の後を引き継ぐ、ファンに支持されるトラックです。

このシングルは、きゃりーぱみゅぱみゅにとっての重要な作品であり、彼女の音楽とビジュアルのスタイルを確立する第一歩となっています。

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