つながるラジオ

つながるラジオの概要

『つながるラジオ』は、2008年3月31日から2013年3月21日まで放送されていた、NHKラジオ第1放送とNHKワールド・ラジオ日本の双方で放送されたラジオ番組です。この番組はタイトルにも示されている通り、リスナーとの双方向性を特に重視しており、さまざまなコーナーや企画を通じてリスナーとのコミュニケーションを図っていました。

放送年数は5年にわたり、NHKワールド・ラジオ日本では当初の16時台のみの放送から、2009年度以降は国内と同じ時間帯で放送されるようになりました。特に大相撲や高校野球、中継の影響で一部放送が休止したり短縮されたりしたこともありましたが、放送スケジュールは工夫を凝らして行われていました。

番組スタート時のオープニングテーマは、月曜日から木曜日と金曜日で音程が異なる同一の楽曲が使用されており、独特の魅力を放っていました。また、この番組は『ラジオほっとタイム』のほとんどの内容を引き継いでいたため、リスナーにとって親しみやすい内容となっていました。

放送時間

『つながるラジオ』は、毎週月曜から金曜、14:40から16:55まで放送されていました。祝日など特別編成の際には放送休止があり、特集番組に切り替えるなど柔軟な対応がなされていました。

また、特定の期間には、東日本大震災を受けた特別編成が組まれ、通常の放送内容とは異なる形で19時間分の特別プログラムが放送されるなど、リスナーへの配慮がなされていました。

パーソナリティ

基本的に、パーソナリティは『ふるさとラジオ』との兼任が見られた柿沼郭、柴原紅がおり、時折石山智恵が出演していました。彼らはリスナーからのメッセージやリクエストを紹介しながら、さまざまなトークを繰り広げていました。

主要コーナー

14時台

• - つながる広場: 番組のスタートを告げるコーナーで、リスナーからのメッセージが紹介されました。
• - ラジオなぞかけ問答: リスナーからの投稿を元に行われるゲーム形式のコーナーで、ユーモア溢れるやりとりが楽しめました。

15時台

• - 電話相談: 主に柴原紅が担当し、リスナーの相談を受け付けていました。
• - ことばの宝船: 日本語に関する新しい試みとして、杉原満が生トークを展開するコーナーが新設されました。

16時台

• - ラジオ井戸端会議: リスナー同士の交流を促進するコーナーで、気軽に参加できる雰囲気が漂っていました。
• - ロックンローラー近田春夫の歌謡曲って何だ?: 音楽についてのディスカッションが行われ、リスナーとの音楽トークが盛り上がりました。

音楽とコミュニケーション

番組内での音楽コーナーは、リスナーとのつながりを意識した仕組みが多く取り入れられました。リクエスト曲の紹介や感想を共有することで、リスナー同士の距離感を縮める役割を果たしていました。

終わりに

『つながるラジオ』は2013年3月に放送を終了し、後番組に山田まりやをメインに据えた『午後のまりやーじゅ』がスタートしました。これにより、番組は新たな形でリスナーとの関わりを続けることになりましたが、『つながるラジオ』の特徴的なスタイルとリスナーとの温かなつながりは、多くのファンの心に深く刻まれています。

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