つる姫じゃ〜っ!とは
『つる姫じゃ〜っ!』は、
土田よしこによる日本の
漫画作品であり、後に
テレビアニメ化もされた作品です。
1973年から
1979年にかけて『週刊マーガレット』(
集英社)で連載され、多くの読者に愛されました。
概要
本作は、ハゲマス城の姫であるつる姫を主人公とした
少女漫画で、スラップスティックなギャグが満載です。つる姫の型破りな行動や、個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇が魅力となっています。
登場人物
つる姫: 本作の主人公。ハゲマス城の姫であり、寺子屋小学校に通う5年生。幼い頃に母親を亡くし、寂しさを抱えながらも、持ち前の明るさと大胆さで周囲を巻き込むトラブルメーカー。カッパのような髪型が特徴。
イネ: つる姫の付き人である女中。鼻毛が出ており、眼鏡をかけた外見。つる姫を厳しく指導することが多いが、時折優しさを見せる。
三波春夫の大ファン。
殿: ハゲマス城の城主で、つる姫の父親。娘のことを常に気にかけているが、仕事で忙しい日々を送る。髪の薄さを気にしている。
家老: ハゲマス城の家老。つる姫の世話を焼く苦労人。殿とは若い頃からの付き合いで、将棋仲間でもある。つる姫の成長に感動する場面も。
泥八: つる姫の遊び仲間。
カミナリ小僧: 落雷とともにハゲマス城に現れた。つる姫にイタズラをする。
おはな: つる姫のクラスメイトで、優等生的な女の子。太郎に片思いをしている。
太郎: つる姫のクラスメイト。ハンサムで真面目だが、気が弱い。つる姫によくいじめられている。
サル助: ハゲマス城の小姓。
又五郎: ハゲマス城の小姓。サル助とコンビで「サルマタ」と呼ばれる。
吾作: つる姫のクラスメイトで、ガキ大将。
茂作: つる姫のクラスメイト。吾作と一緒にいることが多い。
元内先生: つる姫の担任教師。つる姫のせいで苦労が絶えない。
かめ姫: 亀山城のお姫様。何をするにも動作が遅い。
ハゲタカ: ハゲマス城の裏山に住むハゲタカ。つる姫とは言葉が通じる。
逆蛍光禿: 隣の国の殿様。ハゲマス城にやってくる。
*
五郎: 薬売りの少年。つる姫と恋仲になる。
アニメ版
1990年には日本テレビ系列で
テレビアニメが放送されました。全49話。原作の雰囲気を活かしつつ、アニメならではの演出が加えられています。
書誌情報
単行本はマーガレット・コミックス版、愛蔵版、文庫版などが刊行されています。
2015年にはベストセレクション版が復刊され、
2022年には電子書籍版も登場しました。
まとめ
『つる姫じゃ〜っ!』は、
土田よしこの描く個性的なキャラクターと、スラップスティックなギャグが魅力の
漫画作品です。アニメ版とともに、幅広い世代に楽しまれています。つる姫の破天荒な活躍は、読む人に元気と笑いを届けてくれるでしょう。