てらそままさき

てらそま まさき（寺杣 昌紀）

てらそま まさきは1962年5月8日に生まれた日本の俳優であり声優です。兵庫県西宮市で誕生し、育ちは大阪府です。彼はマウスプロモーションに所属し、幅広いジャンルで活躍しています。実際には本名である寺杣昌紀の名義でも活動し、旧芸名は「てらそま 昌紀」です。

代表作

彼の代表作には、劇団新劇の『村岡伊平治伝』の村岡伊平治、人気特撮シリーズ『仮面ライダー電王』のキンタロス、さらに海外ドラマ『ER緊急救命室』のルカ・コバッチュがあります。特に『仮面ライダー電王』での関西弁のキンタロス役は、彼自身が大阪府出身であることも手伝い、大きな人気を集めました。

来歴

もともとは体育教師を目指していたものの、映画や演劇への興味から進路を変更。その後、桐朋学園大学短期大学部を卒業し、劇団俳優座に加入。1984年には映画『Wの悲劇』でデビューを果たします。以降、澤井信一郎や堀川弘通の作品では常連の俳優として活躍し、多くのドラマや映画に出演しています。

声優デビューは1987年の『仮面ライダーBLACK』であり、そこでシャドームーンの声を担当。彼が本格的に声優として注目を浴びるのは、1999年に俳優座を離れてからで、主に洋画の吹き替えやアニメの役柄に集中的に出演しています。

2003年からはマウスプロモーションに所属し、2008年には第2回声優アワードでシナジー賞を受賞。これにより、一段と彼の存在感が増しました。

声・キャラクター

てらそまの声はテノールであり、その特徴は渋く深みのある声質です。これにより、彼は多くの洋画の吹き替えやアニメのキャラクターで多才さを発揮します。また、彼は甘く爽やかな二枚目役も演じることができる、いわば二面性を持った俳優です。

プライベート

スポーツが好きで、高校時代にはバレーボールをプレー。プロ野球チーム阪神タイガースのファンであることも知られています。また、22歳で結婚した妻は桐朋学園の先輩であり、家族である長女はコンテンポラリーダンサー・振付家の寺杣彩です。愛犬には「マロン」という名のマルチーズを飼っています。

特徴のある方言

出演するキャラクターの多くは、彼自身の大阪弁が要求される役柄が多く、それを生かして芝居ができるのも彼の魅力の一つ。特に『仮面ライダー電王』でのキンタロス役は、関西弁の設定を生かした表現で、彼の地元の言葉を用いることにより、よりキャラクターに深みが生まれました。

結語

俳優・声優として、てらそままさきはその活動範囲と多様性で知られ、今後も新たなキャラクターを通して、多くの人々に感動を与え続けることが期待されています。

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