でも幸せならOKです

でも幸せならOKですのミームについて

「でも幸せならOKです」とは、日本のインターネット・ミームの一つで、2017年5月に放送されたテレビ番組『報道ステーション』内での街頭インタビューに由来しています。このインタビューでは、当時大学2年生の男性が、眞子内親王と小室圭の婚約報道に応じて「マジでショックです」と語りつつ、「まあ、でも幸せなら......OKです！」と明るく発言しました。その様子が話題となり、瞬く間にSNSで拡散されました。

発端となった背景

この男性は青山学院大学に通っており、スキーサークルに所属していました。インタビューを受ける前、彼は眞子内親王の写真を携帯電話の待ち受け画像にしていました。実は、彼が眞子内親王に強い関心を持ったのは、妹の佳子内親王が国際基督教大学（ICU）に編入するという話題が広がっていた時期でした。彼は眞子内親王を見られる機会があると夢見て、ICUに進学することを思い描いていました。

高校生のころ、彼の周りには佳子内親王のファンが多かったものの、彼は直感的に眞子内親王を応援する立場になったそうです。当時流行していたAKB48などのアイドルを待ち受け画像にすることに影響を受けつつ、ひときわ美しい眞子内親王の画像に心を奪われたと語っています。

インタビュー当日

街頭インタビューが行われた日は、彼が誕生日を迎えた後で、成人したばかりでした。飲み会の後に街中を歩いているときに、意を決してインタビューに参加したとのこと。大阪出身という背景から、カメラがある場面は見逃せないと感じたといいます。泥酔していたものの、彼はしっかりと自分の意見を述べ、「ファンとして素直な気持ちが出た」と振り返っています。

その後の展開と影響

2022年の時点で、この男性は札幌に住み、人材派遣の仕事をしているとのこと。また、「でも幸せならOKです」というフレーズは、彼の日常にも登場することがあります。特に友人とのLINEのやり取りで、拡散されたインタビュー画像を使うこともあるそうです。さらに、2025年には日清食品のキャンペーンにも参加し、また新たな話題を呼ぶことになるでしょう。

この言葉は、NHKの教育番組やマクドナルドの広告にまで影響を与え、単なるミームにとどまらず、転じてアイドルの熱愛報道に対するコメントとしても使われるようになりました。また、メディアやSNSの中でリプライとして使えるキャプション画像としても重宝されており、最近では楽曲名やライトノベルのタイトルとしても姿を現しています。

このように「でも幸せならOKです」は、単に一つのフレーズにとどまらず、日本の文化やインターネットコミュニティにおいて、さまざまな形で影響を及ぼし続けています。

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