ときど

ときど

ときど（1985年7月7日 - ）は、日本のプロゲーマーであり、ジャパン・eスポーツ・プロライセンス保持者。本名は谷口一（たにぐち はじめ）。沖縄県那覇市で生まれ、神奈川県横浜市で育つ。現在は株式会社CELLORBの取締役、REJECT所属として活躍している。

経歴

麻布中学校・高等学校を卒業後、一浪を経て東京大学理科一類に入学。2009年には東京大学工学部マテリアル工学科を卒業、2010年に東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻修士課程を中退している。その輝かしい学歴から「東大卒プロゲーマー」として広く知られている。

父は東京医科歯科大学名誉教授の谷口尚、母は歯科医師の谷口幸子。母方の祖父は金秀グループ創業者の呉屋秀信という家庭環境で育つ。

小学生の頃、従兄弟と遊んだバーチャファイター2に熱中し、本格的にゲームにのめり込む。その従兄弟が持っていた攻略本で「バーチャの鉄人」と呼ばれる有名プレイヤーの存在を知り、ゲーマーという存在を意識するようになった。

プロゲーマーを目指すきっかけとなったのは、梅原大吾のプロ宣言。当時、大学院に在学中であったが、研究内容への興味が薄れていたこと、アメリカの企業からスポンサー契約の申し出があったこと、そして両親からの後押しもあり、大学院を中退してプロゲーマーの道へ進む決意をする。

2017年7月には、ラスベガスで開催された世界最大の格闘ゲーム大会EVO2017に参加。2000人以上が出場したストリートファイター5部門で見事優勝を飾る。

2020年には、第49回ベストドレッサー賞スポーツ部門を受賞。ゲームの実力だけでなく、ファッションセンスも評価されている。

2024年4月8日、株式会社CELLORBの取締役に就任。プロゲーマーとしての活動に加え、経営者としての手腕も発揮している。

名前とニックネームの由来

「ときど」という名前の由来は、中学1年生の頃に初めて参加したザ・キング・オブ・ファイターズ'98の大会にある。八神庵のジャンプキック（とんでキック）から闇払い（どうしたぁ！）という連続技ばかりを使っていたところ、それを見ていた友人から「もう“ときど”でいいじゃん」と言われたことがきっかけとなり、以来「ときど」と名乗るようになった。

その他にも、国内では「アイス・エイジ」（勝利のために徹底的に合理性を追求するプレイスタイルから、氷河期のように寒い＝派手さがなくつまらないという意味）、海外では「Murder Face」（プレイ中の表情が殺し屋に見えるため）といったニックネームで呼ばれることもある。

著書

『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』PHP新書、2014年7月16日。ISBN 978-4-569-81962-4
『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』ダイヤモンド社、2019年12月4日。ISBN 978-4-478-10831-4

出演

ウェブテレビ

勝ったら100万円！SFV AE 賞金首（2018年8月23日 - 11月15日、AbemaTV・ウルトラゲームス）
ウルトラゲームステーションズ ストV AE（2018年12月6日 - 2019年1月17日、AbemaTV・ウルトラゲームス）

テレビ番組

1億人の大質問!?笑ってコラえて!（2017年11月22日、2021年9月22日、日本テレビ）
[情熱大陸]

外部リンク

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