ともラジ

ともラジ

ともラジは、信越放送（SBCラジオ）が制作・放送していたラジオ番組です。2011年4月9日にその歴史をスタートさせ、以来14年間にわたり、毎週土曜日の午後にリスナーに届けられました。番組名の「ともラジ」は、「ともだちラジオ」を略したもので、リスナーにとってまるで「ともだち」のように身近で、いつも傍にある存在でありたいという願いが込められていました。

番組は2011年春の改編期に、「立川談慶と牛山美耶子のともラジ!」というタイトルで始まりました。初代パーソナリティは落語家の立川談慶氏と、当時信越放送アナウンサーだった牛山美耶子氏が務めました。この体制は2013年3月30日まで続きます。

2013年4月6日からは、番組の大きな転換期を迎えます。立川談慶氏に代わり、長野県に拠点を置いて活動するお笑いコンビ「こてつ」が新たなパーソナリティとして加わりました。こてつは番組終了までパーソナリティを担当し、その活動期間は約12年にも及びました。牛山美耶子氏は引き続きパーソナリティを務めましたが、2015年12月19日の放送をもって番組を卒業しました。

牛山氏の卒業後、2015年12月20日からは、同じく元信越放送アナウンサーの岸田奈緒美氏が後任として登場しました。岸田氏は2017年3月18日まで担当し、その後は信越放送アナウンサー（当時）の生田明子氏が2017年4月1日から2018年3月31日までパーソナリティを務めました。

さらにパーソナリティのリレーは続き、2018年4月7日からは信越放送アナウンサーの中澤佳子氏が登場。中澤氏は比較的長い期間担当し、2023年3月18日まで番組を支えました。そして、2023年4月1日からは元信越放送アナウンサーの長谷川萌氏が加わりましたが、長谷川氏は2024年3月30日までの一年間となりました。

番組の大きな特徴の一つに、スタジオを飛び出して長野県内の様々な場所から公開生放送を実施した点が挙げられます。県内の市町村やお店、イベント会場などに出向き、多くのリスナーや地域住民と直接触れ合いながら番組を届けました。これにより、地域密着型のラジオ番組としての側面を強く持ち、多くの人々に親しまれました。

番組の歴史は、2024年春に再び動きがありました。2024年4月6日からは、長谷川萌氏に代わり、平山未夢氏と前田恵里花氏の二人が週替わりでパーソナリティとして加わる体制となりました。こてつと共に番組を盛り上げましたが、この体制も長くは続きませんでした。

2025年3月15日の放送内で、番組が間もなく終了することが発表されました。そして、2011年4月から始まった「ともラジ」は、2025年4月5日の放送をもって、約14年間の放送に幕を下ろすこととなりました。

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