とんがりコーン

とんがりコーン

とんがりコーンは、ハウス食品が製造する人気のスナック菓子で、1978年に誕生しました。このお菓子は、トウモロコシを主原料とし、円錐形を少しつぶしたような特徴的な形状をしています。そのパッケージには「とんがりCorn」という表記があり、この「corn」はトウモロコシを意味します。ユニークな形から指にはめて食べるスタイルも、一部の消費者に好まれています。

発売の背景

とんがりコーンは、ハウス食品がアメリカの大手食品メーカーであるゼネラル・ミルズと提携し、スナック菓子市場へ進出した1977年に生まれました。翌年、待望の発売を迎え、以来さまざまなフレーバーが登場しました。あっさりとした塩味が基本フレーバーで、焼きとうもろこし味やバターしょうゆ味などもラインナップに加わります。中には、地域限定の沖縄ゴーヤーチャンプルー味や北海道スイートコーン味など、風味に工夫を凝らしたものも存在します。この商品は、ゼネラル・ミルズの技術を取り入れて製造されており、同社でも類似の製品である「BUGLES」として販売されています。

製造はハウス食品の静岡工場で行われ、包装は六角柱の紙パッケージ。現在の内容量は75gです。

原材料について

あっさり塩味の原材料には、トウモロコシ、植物油脂、食塩（深層水結晶塩）、砂糖、粉末しょう油、香辛料などが含まれています。また、原材料の一部として小麦を含むため、小麦アレルギーの方は注意が必要です。

知名度を高めたCM

とんがりコーンは、テレビCMでも多くの人に親しまれてきました。初期のCMは広大なトウモロコシ畑を舞台にし、カントリーウエスタン風の演出がなされていました。国広富之がCMキャラクターを担当し、トランザムが歌うCMソングも話題を呼びました。皮をむいたトウモロコシが無数のとんがりコーンに変わるシーンは、視聴者の印象に数十年にわたり残っています。

その後も、田原俊彦や嵐、井ノ原快彦（V6）など、様々な有名人がCMに登場し、次々と新しいCMソングが制作されることで、商品の認知度はさらに高まりました。

現在のラインナップ

とんがりコーンには、現在も多様な味が揃っています。1977年から販売されているあっさり塩味は、長年の人気フレーバーです。また、1984年からは焼きとうもろこし味もロングラン商品として定番の地位を築きました。2021年には、新たにバターしょうゆ味が登場し、選択肢が広がっています。

過去には、コンソメパンチ味、チーズ味、エビチリソース味など、多様なフレーバーが人気を博しましたが、現在は限られたフレーバーが主に販売されています。

まとめ

とんがりコーンは、そのユニークな形状と多様なフレーバーから、世代を超えて愛されているスナック菓子です。発売以来、多くの変遷を経ながらも、常に新しい味やトレンドを取り入れ、自らの地位を確立してきました。今後の展開にも目が離せません。

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