とんでもナイト

とんでもナイト

『とんでもナイト』は、小坂理絵による少女[[漫画]]作品で、『なかよし』（講談社）にて1996年から1997年にかけて連載されました。全14話に加え、番外編1話「28 YEARS AGO」も存在します。

概要

本作は、現代日本を舞台に、ごく普通の女子高生と、彼女を守るために作られたロボットとの恋愛模様を描いています。作者お得意のコメディ要素がふんだんに盛り込まれており、恋愛だけでなく、笑いも楽しめる作品です。一時は絶版となっていましたが、2011年12月よりJコミにて全編無料公開され、再び多くの読者の目に触れる機会を得ました。

あらすじ

主人公は、普通の恋に憧れる女子高生、屋敷カンナ。しかし、彼女の父親・ムサシは、娘を溺愛するあまり、カンナに近づく男たちを警戒し、ボディーガードロボット・小次郎を開発してしまいます。

カンナは小次郎の存在を嫌がりますが、小次郎はカンナの従兄弟として学校に通い、ムサシのプログラムに従ってカンナを守ろうとします。最初は小次郎を拒絶していたカンナでしたが、次第に彼の優しさや純粋さに惹かれていきます。一方、小次郎もカンナとの触れ合いを通して、ロボットにはないはずの感情が芽生え始めます。二人の間には、次第に恋心が育まれていく、というストーリーです。

登場人物

屋敷カンナ: 本作の主人公。普通の女子高生ですが、気が強く、少しわがままな一面も。過保護な父親にうんざりしています。
小次郎: ムサシが作ったボディーガードロボット。正式名称は「パパ守って7号」。あらゆる面で優秀ですが、感情や痛みを感じる機能は搭載されていません。外見はムサシの若い頃に似ています。
屋敷ムサシ: カンナの父親。ロボット工学の博士であり、妻を亡くしてからは男手一つでカンナを育ててきました。娘を溺愛するあまり、過保護になってしまいます。
シズエ: 屋敷家のお手伝いさん。
田之倉圭介: ムサシに弟子入りを志願する科学少年。
ゴロちゃん: 圭介が作った試作ロボット。当初は「56号」と呼ばれていましたが、カンナの提案で「ゴロちゃん」と名付けられました。

サブタイトル

とんでもナイト(1)
Vol.1 小次郎誕生
Vol.2 ボディガードつき初デート
Vol.3 祭りの夜の出来事
Vol.4 バック・トゥ・ザ・非日常
とんでもナイト(2)
Vol.5 少年と試作品
Vol.6 小次郎が一番好きなのは?
Vol.7 カンナのそばにいるだけで
Vol.8 恋敵現る（しかもダブル）
Vol.9 激闘! アドベンチャーゲーム
Vol.10 戦い済んで日が暮れて
とんでもナイト(3)
最後の願い編 第1回 Vol.11 はじめての別生活
最後の願い編 第2回 Vol.12 密会 in 遊園地
最後の願い編 第3回 Vol.13 帰らないカンナ
最後の願い編 第4回 Vol.14 未来派でいこう
番外編 28 YEARS AGO

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