どこでもすきしていつでもすきして

『どこでもすきしていつでもすきして』：自由な愛を描く、バカップル青春譚

2008年6月27日、C:driveより発売された『どこでもすきしていつでもすきして』は、恋愛シミュレーションゲームです。タイトルにも示唆されているように、本作の最大の特徴は、恋人となったヒロインと好きな場所で、好きなように親密な時間を過ごせる点にあります。

ゲームは大きく分けて二部構成で展開されます。前半のプロローグパートでは、主人公である天野候がヒロインたちとの関係を築き、恋人になるまでの過程が描かれます。一方、後半の本編パートでは、恋人となったヒロインとの甘い日々が、プレイヤーの選択によって多様な展開を見せていきます。

物語：平凡な日常を飛び越える、恋の冒険

主人公の天野候は、一見平凡な高校生です。しかし、彼は学園生活に満足しておらず、理想の恋愛を求めて積極的な行動を始めます。その結果、彼は複数の魅力的なヒロインたちと出会い、恋に落ちていきます。

ヒロインたちとの関係は、時にコミカルで、時にシリアスな展開を見せ、まさにバカップルらしい、周囲を巻き込むような賑やかな日々を過ごします。ゲームを進める中で、プレイヤーはそれぞれのヒロインの個性や魅力を深く知ることができ、彼女たちとの絆を育んでいきます。

登場人物：個性豊かなヒロインたち

本作には、個性豊かなヒロインたちが登場し、それぞれが主人公である天野候と織りなす物語に彩りを添えます。

小西 冬桜: 候の幼馴染で、少し内気な一面を持つ少女。
南雲 榎穂: 異なる学校に通う、候のバイト仲間。不器用ながらも候への愛情を表現する姿が印象的です。
天野 暦: 候の妹で、兄思いの優しい性格。オタク趣味が高じてゲームショップでアルバイトをしています。
東峰 陽奏: 寡黙で知識豊富な少女。恋愛経験がほとんどないため、候との関係に戸惑いながらも成長していきます。
北条 智秋: 候の学校の先輩で、少し抜けているところもある明るい性格です。

各ヒロインはそれぞれ独自のストーリーを持ち、プレイヤーは彼女たちとの恋愛を自由に楽しむことができます。

音楽：心を揺さぶる、主題歌

オープニングテーマ『君のスキにしてして』は、新堂真弓と雪都さお梨によるユニット、Que Seran Pasaranが担当。新堂真弓による作詞、REDALiCEによる作曲・編曲と、豪華なスタッフ陣によって制作された楽曲は、ゲームの世界観をさらに盛り上げます。

スタッフ：実力派クリエイター陣

本作は、魅力的なキャラクターデザインとシナリオによって支えられています。雛祭桃子による原画、武藤礼恵、海原楓太、鯉川こいの三名によるシナリオは、ゲーム全体のクオリティを大きく高めています。

姉妹作との繋がり

2013年6月28日には、姉妹ブランドであるonomatopeより姉妹作『ずっとすきして たくさんすきして』が発売されました。両作品には共通点も多く、それぞれの作品で描かれる物語を楽しむことで、より深い世界観を味わうことができるでしょう。

まとめ：自由と愛情に満ちた、忘れられない物語

『どこでもすきしていつでもすきして』は、自由度の高いゲームシステムと魅力的なキャラクター、そして心に残る物語が融合した、珠玉の恋愛シミュレーションゲームです。バカップルらしい賑やかな展開と、ヒロインたちとの深い絆に、プレイヤーはきっと心奪われることでしょう。恋人との時間を自由に過ごし、自分だけの特別な物語を紡いでください。

もう一度検索