どんどん土曜大放送

どんどん土曜大放送

『どんどん土曜大放送』は、1979年6月9日から1997年4月5日までの期間、東海ラジオで放送されていた音楽番組です。この番組は、毎週土曜日の午後2時から放送され、リスナーからの電話リクエストを基にした歌謡曲のランキングを作成するという形式で、多くのリスナーに親しまれていました。

番組の形式

番組は、基本的にはリスナー参加型で、電話を通じてリクエストを募集し、投票が行われます。毎週、様々なコーナーが設けられ、リスナーの皆さんが楽しめるように工夫がされていました。番組は、14:00からスタートし、ダイナミックなオープニングから注目曲や推薦曲が紹介されました。

主要コーナー

放送時間は、全体で3時間にわたり、各セクションに分かれて進行されます。以下に主なコーナーを紹介します。

• - 14:00 - 15:00

オープニングで番組がスタートし、その後注目曲や推薦曲の紹介が行われます。また、ゲストを迎えてのコーナーや中日新聞ニュースも放送されました。

• - 15:00 - 16:00

この時間では、賞金当選候補者の発表が行われます。リスナーの住所と名前が紹介され、「今週の○位の曲名を答えてください」という問題が出されます。ランキングは、20位からの発表となり、特に12位からは宮地由紀男（後の宮地佑紀生）とアシスタントの平松圭子が声を揃えて「どんどん土曜大放送 12位からの発表です！」と告知し、曲名とアーティスト名が紹介されました。

• - 16:00 - 17:00

7位からの発表と、上位の賞金当選候補者への電話も行われます。電話が鳴り、リスナーが応答すると「聴いていてよかったか？」という宮地の問いに対し、リスナーが「はい」と答える定番のやり取りがありました。正解回答が出ると、賞金がもらえるという仕組みです。さらに、ベスト3の発表も同様に、リスナーの興奮を誘いました。

番組の魅力

この番組の魅力は、リスナーとのインタラクションにあります。賞金を賭けたクイズは、多くのリスナーを引き付け、また音楽を通じて共感を育む場ともなっていました。出演者は宮地由紀男の他に、平松圭子や羽根ゆかりといったアシスタント陣も支持を集め、時にはゲストを迎えることもありました。

特に、1986年から1987年頃に出演されたデッシー宮地の存在も、多くのリスナーに愛される要素の一部でした。番組中でも様々なエンターテインメントが盛り込まれており、新しい音楽やアーティストを紹介する役割も担っていました。

完全なエンディング

番組の最後には交通情報などが紹介され、最後にエンディングが流れる形式で締め括られていました。このように、長きにわたって愛されてきた『どんどん土曜大放送』は、多くの人々にとって音楽の定番の時間となり、その人気は今もなお語り継がれています。元東海ラジオのアナウンサーであった佐藤友香が、大学生時代に電話受付のアルバイトをしていたことからも、番組の影響を感じ取ることができます。

このように、東海ラジオの『どんどん土曜大放送』は、単なる音楽番組ではなく、リスナーとの心の繋がりを築いていった歴史的な番組でもありました。

もう一度検索