にし茶屋街

にし茶屋街は、石川県金沢市野町二丁目に位置する、歴史ある茶屋街です。ひがし茶屋街、主計町茶屋街とともに、金沢三大茶屋街の一つとして知られています。

歴史

文政3年（1820年）、加賀藩12代藩主である前田斉広の許可を得て、ひがし茶屋街と共に誕生しました。当時の面影を残す建物が今も立ち並び、江戸時代の雰囲気を色濃く感じることができます。

特徴

現在も料亭や芸妓置屋が軒を連ね、伝統的な日本の文化を体験できる場所として、多くの観光客に親しまれています。特に、にし茶屋街に所属する芸妓の数は金沢の茶屋街の中で最も多く、華やかな宴席を彩っています。夕暮れ時には、三味線の音色が聞こえてくることもあり、風情ある雰囲気を楽しめます。

周辺情報

寺町寺院群: にし茶屋街の周辺には、数多くの寺院が集まる寺町があります。落ち着いた雰囲気の中で、歴史的な寺院を巡ることができます。
妙立寺 (忍者寺): 様々な仕掛けやカラクリが施されていることから、「忍者寺」として知られる妙立寺も近くにあります。ユニークな構造を見学することができます。
立像寺: 金沢市内で最も古い寺院である立像寺も訪れる価値があります。長い歴史を感じさせる佇まいが魅力です。

アクセス

バス: 金沢駅東口から北鉄バスに乗車し、広小路バス停で下車後、徒歩約3分です。

その他

小説家、島田清次郎が幼少期を過ごした場所としても知られています。歴史と文化が息づくにし茶屋街で、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

訪れる際の注意点

にし茶屋街は、現在も芸妓さんが活躍する場所です。プライバシーに配慮し、無許可での撮影や立ち入りは控えましょう。
夕方以降は、予約制の料亭が多いため、事前に確認することをおすすめします。
* 静かに街並みを散策し、落ち着いた雰囲気を楽しみましょう。

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