ねっとパラダイス

ねっとパラダイス

2000年10月7日から2002年9月28日まで、テレビ朝日系列（一部地域を除く）で放送されたIT情報バラエティ番組です。正式な番組タイトル表記は『ねeとパラダイス』でした。放送時間は、開始当初の2001年3月までは毎週土曜日の18時28分から18時58分でしたが、その後は18時30分から19時00分に変更されました。

番組のコンセプトと変遷

この番組の最大の特徴は、日本のテレビ番組として初めて本格的なウェブサイトとの連動を実現した点にあります。インターネットが普及し始めたばかりの時代において、IT関連の情報をバラエティ形式で分かりやすく伝えることを目指していました。番組タイトルは放送期間中に何度か変更されており、開始当初は『com com ねっとパラダイス』としてスタートし、中期には単に『ねっとパラダイス』、そして末期には『ねっとパラダイス・ファミリー総研』となりました。

主な出演者

番組を彩った主な出演者は以下の通りです。

麻木久仁子
財部誠一
関秀章（番組初期に出演し、構成も担当）
中丸徹（当時テレビ朝日アナウンサー、現在は社会部記者）
加藤明日美（2001年3月に降板）
加藤あい（番組末期に出演）

各地での放送状況

関西地区の系列局である朝日放送（ABC）では、本番組の開始当初、自社制作のドラマシリーズ『部長刑事』を同じ時間帯に編成していました。そのため、『ねっとパラダイス』は2002年3月31日まで、毎週土曜日の17時00分からの遅れネットで放送されていました（キー局での特番編成時は15時や16時開始の場合もありました）。しかし、『部長刑事』シリーズが終了したことにより、2002年4月7日からはテレビ朝日キー局と同時刻での放送が実現しました。なお、2002年4月以降の朝日放送における土曜17時枠では、テレビ朝日のバラエティ番組『愛のエプロンII』（深夜放送されていたシリーズ）が放送され、同番組がゴールデンタイムに移行する2004年9月まで継続されました。

特番放送延期のエピソード

放送開始直後の2000年12月30日には、年末年始の特別番組として『ねっとパラダイス・スペシャル〜ワイキキビーチに連れてってよ♡〜』が企画されていました。しかし、同年12月13日に発生した「東芝クレーマー事件」の影響を受け、この特番は放送が延期されることになりました。代替番組として、前番組であったアニメ『マシュランボー』の第25話と第26話が再放送されました（スポンサーはPT扱いで、大和証券グループ本社や三菱電機などが提供）。延期された特番は、年明け後の2001年1月13日に改めて放送されました。

番組終了後

『ねっとパラダイス』が終了した翌週の2002年10月5日からは、その後継番組として『サタデー総合研究所』が放送を開始しました。この番組は、関東ローカル向けの放送となり、放送時間も土曜日の9時55分から10時20分に変更されました。出演者としては、財部誠一氏と中丸徹氏が引き続きレギュラーを務めたほか、新たにユンソナ氏と同局アナウンサーの下平さやか氏がレギュラーMCに加わりました。『サタデー総合研究所』は、1年間放送され、2003年9月27日に終了しました。

関連事項

大和証券グループ本社: 番組の筆頭スポンサーを務めました。
三菱電機: スポンサーの一社であり、番組末期に出演した加藤あい氏がイメージキャラクターを務めていた製品（グラフィックモニターなど）のCMも番組内で放送されました。

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