ねんどろいど

ねんどろいどの魅力と背景

ねんどろいどは、グッドスマイルカンパニーが展開するフィギュアシリーズで、主にアニメやゲームのキャラクター、または実在の人物をデフォルメした2頭身のスタイルで表現されています。

このシリーズの特徴は、なんといってもそのデフォルメにあります。2頭身のキャラクターは、愛らしいルックスで、多くのファンに親しまれています。そして、ユーザーが自由にカスタマイズできるという点も魅力的。フィギュアは手足を動かせるデザインになっており、同梱される小道具や顔パーツを交換することで、自分好みの姿にすることができます。

ねんどろんとシリーズの起源

原型師集団「ねんどろん」がこのシリーズの商品開発に関与しており、その名は複数のクリエイターが一丸となってフィギュアを作成する際に、個人名をクレジットしづらいことから考案されたものです。主なメンバーにはオダPこと小田ツヨシや佐藤ノブヒロ、月山寛輝、児玉洋平が名を連ねています。

このシリーズは2006年に始まり、最初のキャラクターはワンダーフェスティバルで展示されたパソコンゲーム「月姫」の「ネコアルク」です。以来、様々な作品からキャラクターが商品化され、その数は年々増加しています。

オープンアーキテクチャの理念

ねんどろいどは、オープンアーキテクチャを採用しているため、どのフィギュア会社でも、その魅力的なデザインや緩やかな設計理念に従って独自の製品を製作することが可能です。これにより、ユーザーはより多様な楽しみ方ができ、フィギュア制作も広がっていきます。

人気の秘密

作品の数が増えるにつれ、特に初音ミクを基にした「ねんどろいど 初音ミク」は、記録的な人気を誇り、フィギュアのブームを引き起こしました。このキャラクターのデザインは、後のねんどろいどの基本となったとも言われ、2017年時点ではこのシリーズの製品が最も多く登場しています。「ねんどろいどはミクと共に成長した」と評されるほど、その関係性は深いです。

多様なシリーズ展開

ねんどろいどには、さまざまなシリーズがあります。基本の「ねんどろいど」シリーズをはじめ、よりアクティブな「ねんどろいど ぷち」、さらにキャラクターのカスタマイズ性を大切にした「ねんどろいど こ〜で」などが展開されています。それぞれのシリーズには独自の特徴があり、ユーザーに新たな楽しみを提供しています。例えば、ねんどろいど こ〜ではフィギュアの可動ギミックを排除し、固定されたポーズでの楽しみを重視しています。

さらに、「ねんどろいどもあ」は、衣装や小道具を楽しむことができる製品で、より多くの遊び方をユーザーに提供しています。

最後に

現在までに累計販売数は1000万個を超え、特に人気のキャラクターに関しては、その商業的成功からも支持を受け続けています。グッドスマイルカンパニーの取り組みや、ようやく実現したコラボ商品など、これからの展開にも期待が高まります。これらの点から、ねんどろいどはただのフィギュアではなく、ファンとの豊かなコミュニケーションを生み出す文化的な現象とも言えるでしょう。

もう一度検索