のちのおもひに

ライブアルバム『のちのおもひに』の紹介

さだまさしによる『のちのおもひに』は、1994年4月25日にリリースされたデビュー20周年記念のライブアルバムです。この作品は、全4夜にわたるコンサートの模様を収録した、合計12枚からなる大型ボックスセットとして提供されました。

アルバムの構成

収録されたコンサートは、それぞれ特定のテーマに基づいており、各夜には副題とバック演奏編成のサブタイトルが付けられています。全部で四つの夜があり、それぞれ異なる音楽スタイルが楽しめるのが特徴です。特に、第四夜「虹」は、当初、雪村いづみに提供された曲だったものの、リリース時には未発表の状態でした。しかし、さだのバージョンは男言葉を用いた歌詞にアレンジされています。

各夜のテーマ

第一夜「愛」 Electric Night

初日のテーマは「愛」です。この回では服部隆之が音楽監督を務め、エレクトリック・サウンドが基調の豪華なオープニングが展開されました。

第二夜「時」 Acoustic Night

次に、第二夜の主題は「時」です。この夜は、渡辺俊幸が音楽監督を担当し、亀山社中のメンバーと共にアコースティック奏法による構成が行われました。

第三夜「生命」 Solo Night

第三夜は「生命」をテーマにしています。この回では、さだまさしと石川鷹彦の二人によるソロ形式でのパフォーマンスが魅力です。

第四夜「夢」 Classic Night

最後の夜のテーマは「夢」です。この夜も渡辺俊幸が音楽監督として参与し、吉田弥生のピアノとストリングス編成による美しい音楽が演奏されました。

アーティストと参加ミュージシャン

各夜のパフォーマンスには、さまざまなミュージシャンが参加しており、その多様性が作品を一層魅力的にしています。

第一夜の参加者

• - さだまさし（ヴォーカル、アコースティック・ギター）
• - 立山健彦（エレキギター）
• - 坂元昭二（アコースティック・ギター、コーラス）
• - 福田郁次郎（エレキベース）
• - 井上広基（ドラムス）
• - 石川清澄（シンセサイザー、コーラス）
• - 大谷和夫（シンセサイザー）
• - 服部隆之（ピアノ）
• - 宅間久善（マリンバ、パーカッション、コーラス）
• - エリック宮城（トランペット、フリューゲルホーン）

（以下の夜も同様に参加者が編成され、それぞれのスタイルに添った演奏が展開されます）

このように『のちのおもひに』は、さだまさしの20年間の音楽の集大成とも言える作品です。多様な音楽スタイルと参加ミュージシャンが生み出すハーモニーは、多くのリスナーに深い感動を与え、今もなお愛され続けています。

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