はいたい七葉

『はいたい七葉』　- Okinawaのアニメ

「はいたい七葉」は日本のテレビアニメで、沖縄地方の文化や言葉を取り入れた作品です。「はいたい」という言葉は、沖縄の方言で「おはよう」や「こんにちは」、さらには「こんばんわ」といった意味を持ち、アニメの雰囲気を親しみやすくしています。この作品は、全26話からなる1話5分の短編形式で放送され、初めは沖縄県の琉球朝日放送で2012年10月から12月にかけて行われました。その後、2013年の年始からはAT-Xで全国放送が開始され、海外展開も視野に入れています。また、2013年春には第2期が放送されたことでも話題を呼びました。

制作情報

アニメーション制作は、パッショーネが手がけており、同社にとって最初のアニメ制作となります。監督の木村寛氏は、一部エピソードの演出やコンテも担当しており、シリーズ構成は「図書館戦争」の脚本を手がけた古怒田健志氏が務めています。

あらすじ

物語は、沖縄で元気いっぱいの中学生、喜屋武七葉の視点から描かれます。彼女は、祖母が経営する沖縄そばの店「かめーそば」で、高校生の美人姉・七緒と小学生の妹・心七と暮らしています。ある日、七葉の前に現れたのは、ガジュマルの木に住む精霊・キジムナーのニーナ。ニーナの登場により、次々と他の精霊たちも現れ、喜屋武家の日常にさまざまな騒動が巻き起こります。

主な登場人物

• - 喜屋武七葉: 元気で少し天然な中学3年生。次女で、明るい性格。
• - 喜屋武七緒: 七葉の姉で、クールでしっかり者。女子だけのエイサーバンドを組んでいる。
• - 喜屋武心七: 七葉の妹、小学4年生で霊感が強い子。
• - ニーナ: ガジュマルの木の精霊。可愛らしい外見だが毒舌でトラブルを引き起こすトラブルメーカー。
• - ラーナ、イーナ、カーナ: それぞれ異なる精霊で、物語に重要な役割を果たします。

スタッフ情報

この作品の制作には、企画・製作委員会が協力し、木村寛が監督を務め、古怒田健志がシリーズ構成を担当しています。キャラクターのデザインは植田和幸が手がけ、音楽や美術もこだわりが感じられる仕上がりです。

音楽と主題歌

エンディングテーマには「ゆいまーる☆わーるど」が使われており、山ぬたい南国情緒を感じさせる楽曲となっています。

「はいたい七葉」は、ただのアニメ以上のものを提供し、視聴者に沖縄の文化を楽しく知ってもらうことを目的としたハートフルな作品です。ユーモアあふれる精霊たちとの日常は、視聴者を楽しませ、その文化の魅力を伝えます。

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