はじめ×くろす

はじめ×くろす

『はじめ×くろす』は、寺本薫先生による日本の4コマ漫画作品です。竹書房のウェブコミック配信サイト『まんがライフWIN』にて、2010年1月から2014年5月まで連載されました。

ストーリー

主人公の榊一は、代々一宮家に仕える榊家の息子。彼は父親から、和泉女学院に入学する一宮ほのかの専属執事となるよう命じられます。しかし、和泉女学院は男子禁制。そこで一は、女装をしてほのか専属のメイドとして学院に潜入することになります。

ところが、ほのかの強い希望により、一自身も和泉女学院に生徒として編入することに。さらに、一の女装を知る従姉の園崎祥が担任教師となり、一の学園生活は波乱に満ちたものとなっていきます。

登場人物

榊 一（さかき はじめ）
一宮家に仕える榊家の跡取り息子。中性的な顔立ちで、幼い頃から母親の趣味で女物の服を着せられていたため、女装が板についています。本人は「心はあくまでも執事」でありたいと思っています。ほのかの希望で和泉女学院に編入し、女子生徒として通学しています。

一宮 ほのか（いちのみや ほのか）
一宮家の令嬢。気立ての良い美少女ですが、父親に過保護に育てられたため、一般常識に欠けるところがあります。幼い頃に変装して屋敷の外に出ようとした際に一と出会い、自立心を抱くようになりました。華奢な外見に反して、握力が非常に強いです。一が女装していることに気づいていません。

園崎 祥（そのざき さち）
一の従姉で、一とほのかの担任教師。一が女装を強いられている経緯を知っており、からかって楽しんでいます。

柊 藍（ひいらぎ あい）
ほのかの同級生。眼鏡とポニーテールが特徴の関西娘。霊感が強く、動物霊を手なづけるのが得意です。

ほのかの父
一宮家の当主。娘のほのかを溺愛しており、女子寮に入った娘を心配するあまり仕事が手につかないほど。SPを多数派遣し、ほのかに男が近づかないよう目を光らせています。

桜咲 雪（さくらざき ゆき）
和泉女学院に通う桜咲家の令嬢。低身長で子供っぽい性格ですが、一やほのかと同い年。一宮家を逆恨みしており、ほのかを溺愛するあまり、いつもほのかの側にいる一を排除しようとします。

正宗（まさむね）
雪専属の執事。雪が敵対関係にある一宮家の令嬢・ほのかを溺愛していることを快く思っていません。一が実は男であることを知らないまま、一目惚れしてしまいます。

藤 みちる（ふじ みちる）
和泉女学院の新入生。高身長で、目が前髪で隠れています。親切にされたことで一に一目惚れします。

単行本

竹書房バンブー・コミックスWINセレクションより全4巻が発売されています。

1巻：2011年5月7日発売 ISBN 978-4-8124-7562-1
2巻：2012年5月7日発売 ISBN 978-4-8124-7772-4
3巻：2013年6月7日発売 ISBN 978-4-8124-8198-1
4巻：2014年6月7日発売 ISBN 978-4-8124-8700-6

外部リンク

* はじめ×くろす - まんがライフWIN

『はじめ×くろす』は、個性豊かなキャラクターたちが織りなす、笑いあり、ちょっぴり切ない学園コメディです。ぜひ、一読してみてください。

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