はみだし弁護士・巽志郎

はみだし弁護士・巽志郎

『はみだし弁護士・巽志郎』は、1996年から2012年までテレビ朝日で放送されていたドラマシリーズで、全12作から構成されています。このシリーズは、元検事から弁護士に転身した巽志郎が、法の中で奮闘する姿を描いています。メインキャストには三浦友和が起用され、毎回異なる事件の真相を追い、さまざまな人間ドラマを展開しました。

登場人物

巽志郎（演：三浦友和）

元東京地検の検事で、現在は弁護士として巽法律事務所を開業。過去には取調べ中に感情的になり、被疑者を殴ってしまったため検事を辞職。事務所は金銭的に厳しい状況にあり、離婚歴があるが競馬やコーヒーブランデーを好む一面も。

三枝美穂（演：坂下千里子）

巽の助手で女子大生。裕福な家庭出身で、巽との仕事を通じて法律の知識を深めていく。時折メガネをかける姿も見られる。

野村真知子（演：あき竹城）

事務所の秘書的存在で、設立から巽を支えてきました。時には金銭援助も行いながら、巽の人柄に惹かれて事務所に残っています。

シリーズの展開

シリーズは様々な犯罪事件を舞台に、それぞれ異なるストーリーを展開していきます。競馬場での殺人事件や不倫相手に絡む殺人容疑、愛人スキャンダルなど、毎回のドラマ展開は視聴者を引き込む要素に溢れていました。特に、巽の事件解決方法は観客にとって見どころの一つで、法の限界を超えた部分も描かれるなど、リアリティのあるシーンが多く含まれていました。

放送と視聴率

このドラマシリーズは、放送中高い視聴率を誇り、特に人気シーズンには多くの視聴者を惹きつけました。また、放送終了後も再放送やDVD化されるなど、根強い人気を保ち続けています。その理由の一つには、三浦友和の演技力とキャラクターにあるとも言われています。

スタッフ

本作の脚本は田上雄が多くを手掛け、シリーズを通して一貫した物語性を持たせました。監督には小谷承靖が変わらず務めており、技術協力にはテイクシステムズが参与していました。また、制作はABCと東阪企画が共同で行い、質の高いドラマ制作を実現しました。

まとめ

『はみだし弁護士・巽志郎』は、法に縛られず正義を貫こうとする弁護士の姿を描いた作品として、多くのファンを魅了しました。各エピソードは、時に心温まる人ドラマを絡めながら、人間の深層に迫る内容が含まれており、観客に強い印象を与え続けたのです。このシリーズは、今後も記憶に残る名作の一つとして語り継がれていくことでしょう。

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