はりまや橋観光バスターミナル

はりまや橋観光バスターミナル

はりまや橋観光バスターミナルは、高知県高知市の中心部に位置しており、歴史的な観光名所「播磨屋橋」にも近いローケーションが魅力です。このターミナルは、高知市によって整備され、2008年5月1日に使用が開始されました。総事業費は約16億円にのぼり、観光客や地元住民にとって便利な交通のハブとされています。

ターミナルの営業時間は午前6時から午後10時までということもあり、観光バスや貸切バスの停車および駐車場として、活用されています。また、各種空港バスや高速バスも、この場所で降車専用として利用されており、高知駅前観光が運行する「スマイルライナー」もここを起点にしています。ローカル路線バスの停留所は設置されていないものの、近くの八幡通停留所が利用できます。営業時間外の午後10時から翌朝6時までは、はりまや橋の得月楼前にある別の停留所が利用されるため、訪れる際には注意が必要です。

土電バスターミナルの歴史

はりまや橋周辺には、かつて土電バスターミナルが存在していました。このバスターミナルは、かつて「とでん西武」というビルの一階に位置し、土佐電気鉄道および同社の子会社である土佐電ドリームサービスの路線バスが発着。さらに、試験的に運行されていた浦戸循環線では、高知県交通も乗り入れていました。しかし、全てのバスがこちらのターミナルを使用するわけではなく、一部の運行は別のバス停から出発していました。興味深いポイントとして、時刻表には掲載されていないバスも発車していたという点が挙げられます。

この旧土電バスターミナルは、2002年12月25日に西武百貨店の閉店と共に運用が終了し、その後も数ヶ月は残存していましたが、2005年11月10日には正式に閉鎖されました。ターミナルを利用していた路線は、11月11日からはりまや橋周辺のバス停に移動。これにより、はりまや橋に乗り入れるバスの本数は大幅に減少しました。現在では、新たにはりまや橋観光バスターミナルが開設され、観光客や地元の人々にとって便利な交通の拠点となっています。バスターミナルを利用することで、周辺観光地へのアクセスが容易になったことを考えると、地域の住民にとってもその価値は高まったと言えるでしょう。

はりまや橋観光バスターミナルは、高知の観光事情を支える重要な存在であり、訪れるすべての人々に快適な移動手段を提供しています。観光地へのアクセスや交通の便を考慮すると、今後も多くの人々に利用され続けることでしょう。

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