ひかりのディスコ

CAPSULEの「ひかりのディスコ」は、2021年6月4日にワーナーミュージック・ジャパンからリリースされたデジタルシングルです。2015年のアルバム『WAVE RUNNER』以来、約6年ぶりの新作であり、ファンにとっては待望のリリースとなりました。

本作は、CAPSULEにとって特別な意味を持つ作品でもあります。リミックスを除くと、「空飛ぶ都市計画」や「グライダー」以来、実に16年ぶりとなる日本語タイトルの楽曲なのです。これは、CAPSULEの音楽性を新たな段階へと進める象徴的な出来事と言えるでしょう。

リリースに先駆け、様々なプロモーションが展開されました。まず、発売2日前の6月2日には、ワーナーミュージック・ジャパンの公式Twitterアカウントでアンケートが実施されました。アンケートに回答すると、「ひかりのディスコ」の試聴用音源を聴くことができました。このアンケートの内容は「最初に買った音楽メディアは何か」というもので、音楽ファンのノスタルジーを刺激する企画でした。

さらに、発売12時間前の6月3日正午からは、CAPSULEの公式YouTubeチャンネルで、過去の全アルバム楽曲を12時間連続でライブ配信するという大規模な企画も実施されました。これは、長年のファンにとっては過去の楽曲を振り返る良い機会となり、新規ファンにとってはCAPSULEの音楽の歴史を包括的に知る機会となりました。ただし、アルバムの初回限定版やiTunes Store限定のボーナストラック、リパッケージアルバムのみに収録されている楽曲、ベストアルバムのみに収録されている楽曲は配信されませんでした。

発売日からは、Twitterでの楽曲シェアキャンペーンも開催されました。音楽配信サービスの楽曲シェア機能を利用し、ハッシュタグ「#ひかりのディスコCP」を付けて投稿した人の中から抽選で50名に、「ひかりのディスコ」のカセットテープがプレゼントされました。このカセットテープには、「ひかりのディスコ」のオリジナルカラオケが収録されており、これは後にアルバム『メトロパルス』の初回限定版ディスクに「ひかりのディスコ (Instrumental)」として再録されました。特筆すべきは、このカセットテープが、ボーカルパートのあるCAPSULEの楽曲で、インストゥルメンタル音源がメディアに収録された初の例であるという点です。

Instagramでも、楽曲シェアキャンペーンが実施されました。CAPSULEオリジナルARフィルター「CAPSULE Glass」を使って「ひかりのディスコ」の楽曲をストーリーズ投稿した人の中から抽選で50名に、「CAPSULE 20th 限定ステッカー」が贈られました。

「ひかりのディスコ」は、中田ヤスタカが作詞・作曲・編曲を手掛けた楽曲で、アニメ映画『シドニアの騎士 あいつむぐほし』の主題歌としても使用されました。映画の壮大な世界観と楽曲の疾走感がシンクロし、作品を盛り上げる重要な役割を担っています。

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