ひでまる the soccer boy

ひでまる the soccer boy

『ひでまる the soccer boy』は、溝渕誠によって描かれた日本の漫画作品。テレビ東京で放送されたTVアニメ『フォルツァ!ひでまる』を原案としており、『月刊コロコロコミック』にて2002年4月号から2003年5月号まで連載されました。単行本は全2巻。

概要

本作は、TVアニメ『フォルツァ!ひでまる』を原案としていますが、ストーリーはアニメとは独立した展開を見せています。アニメの放送終了後も連載が継続されたことからも、その人気が伺えます。

あらすじ

サッカーが大好きな少年犬・ひでまるは、ワールドカップ出場を夢見て日本にやってきます。ひでまるは、かつてチームメイトとの実力差に苦しみ、サッカーを諦めかけていた少年・才蔵と出会います。ひでまるの熱意に感化された才蔵は再びサッカーへの情熱を取り戻し、仲間たちと共に日本一のチームを目指すことになります。

登場人物

ひでまる
本作の主人公。犬であり、サッカーとご飯が何よりも大好き。持ち前の明るさと情熱で、チームを引っ張ります。最終回では、念願の日本代表に選ばれます。
才蔵（さいぞう）
ひでまるのチームメイトで、ゴールキーパーを務めます。ラーメン屋の息子。かつては天才的なプレイヤーでしたが、チームメイトとの実力差から孤立し、サッカーを諦めかけていました。ひでまるとの出会いを通じて自信を取り戻し、再びチームの中心選手として活躍します。
一郎丸（いちろうまる）
万年寺三兄弟の長男。かつて才蔵を負傷させてしまった過去があり、サッカーから遠ざかっていました。ひでまるとの出会いをきっかけに過去を克服し、才蔵とも和解してチームに加入します。
二郎丸（じろうまる）
万年寺三兄弟の次男。おおらかな性格で、チームのムードメーカー的存在。全国大会第二回戦で相手チームの策略にはまり、負傷してしまいます。
三郎丸（さぶろうまる）
万年寺三兄弟の三男。少々生意気な面もありますが、サッカーに対する情熱は人一倍。第二回戦で負傷した二郎丸の仇を討つべく、奮闘します。
カルロス
ブラジル出身のサッカープレイヤー。ボールを上手く蹴り返せないことからチームを離れていましたが、ひでまるに才能を見出され、再びサッカーへの情熱を取り戻します。
中田英寿
当時のサッカー日本代表。作中に数回登場し、最終回で名前が判明します。

単行本情報

1. 2002年11月28日発売 ISBN 4091428339
2. 2003年5月28日発売 ISBN 4091428347

エピソードリスト

1. GOAL.1「目標、ワールドカップ!!」（2002年4月号掲載）
2. GOAL.2「世界一のラーメン」（2002年5月号掲載）
3. GOAL.3「最強の助っ人!!」（2002年6月号掲載）
4. GOAL.4「来たれ!万年寺3兄弟」（2002年7月号掲載）
5. GOAL.5「おれが本物だ!!」（2002年8月号掲載）
6. GOAL.6「幻のかべを打ち破れ!!」（2002年9月号掲載）
7. GOAL.7「くせものぞろいの11」（2002年10月号掲載）
8. GOAL.8「打倒、世界王者!!」（2002年11月号掲載）
9. GOAL.9「めざせ日本一!!全国大会開幕」（2002年12月号掲載）
10. GOAL.10「大胆不敵な突破口」（2003年1月号掲載）
11. GOAL.11「小さな黄金コンビ!!」（2003年2月号掲載）
12. GOAL.12「勝負のゆくえはこの脚に!!」（2003年3月号掲載）
13. GOAL.13「死闘!!その先にあるもの」（2003年4月号掲載）
14. GOAL.14（最終回）「本気で行こうぜ!!」（2003年5月号掲載）

関連項目

* イヌを主題とする作品一覧

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