ひびき美都

ひびき美都のプロフィール

ひびき美都（ひびき みと、7月8日生まれ）は、宝塚歌劇団の卒業生であり、かつて花組のトップ娘役を務めた著名な舞台女優です。彼女の本名は花村かおる（はなむら・かおる）で、福岡県福岡市出身です。また、福岡女学院高等学校を卒業し、身長は160センチです。愛称は「キャル」で、これは本名「かおる」に由来しています。日舞の名取であり、藤間勘翔の名を持ちます。

略歴

ひびきは小学生の頃からツルタバレエでダンスのスキルを磨き始めましたが、病気で約2年間休止を余儀なくされました。それでも踊りに対する情熱は変わらず、再度挑戦を決意し、宝塚歌劇団を目指すことになります。1976年に宝塚音楽学校に入学し、1978年には64期生として宝塚歌劇団に加入しました。初舞台は『祭りファンタジー』と『マイ・ラッキーチャンス』であり、彼女は入団時に46人中6位という成績を残しました。

1979年5月には花組に配属され、その後すぐに新人公演で初ヒロインを務めることになります。1984年には急遽ヒロイン役を引き受け、1988年には花組トップ娘役に就任しました。当時の相手役は大浦みずきで、若手女優として頭角を現し、数多くの舞台で重要な役を演じました。彼女は1991年11月29日に宝塚歌劇団を退団し、その後は結婚や出産を経て、目立った活動は行っていませんが、宝塚OGイベントには出席しています。特に大浦みずきとの共演は評判でした。

受賞歴

ひびきはその才能と努力が認められ、いくつかの賞を受賞しています。1983年度には努力賞と団体賞を受賞し、1985年度も同様に受賞しています。また、1986年度にも努力賞と団体賞を獲得しています。最も名誉ある受賞の一つは1988年度の娘役賞であり、1990年度には団体賞を受けています。

主な舞台出演

花組時代

ひびき美都は多くの舞台作品に出演し、そのキャリアは多岐にわたります。1979年には『奇術がお好きな王女様』に出演し、小悪魔の役を演じました。続いて1980年には「三銃士」に出演し、初のヒロインとして名を馳せます。彼女のキャリアの中で、特に目立つ作品の一つは『キス・ミー・ケイト』であり、この作品を通じてトップ娘役としての存在感を決定づけました。

宝塚退団後も彼女は『花に風・浮舟の舞』をはじめとする多数の舞台に出演し、1992年から2004年にかけて活動を続けました。

テレビ出演とその他の活動

ひびきは宝塚退団後もテレビ番組にゲスト出演し、その知名度を活かして多方面で活動してきました。特に、1990年には『一枚の写真』に出演し、1996年には『ベルサイユのばら』で大浦みずきと共演しました。また、彼女は宝塚歌劇団の特番や追悼番組にも登場しており、その姿勢は多くのファンに愛されています。

まとめ

ひびき美都は、宝塚歌劇団での華やかな舞台経歴を持つ力強い女優です。彼女の舞台でのパフォーマンスや私生活でも目立った活躍をし続けており、今後も多くのファンに愛され続けることでしょう。

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