ひるまにあん

番組概要

『ひるまにあん』は、2009年4月4日から2010年3月27日まで、毎週土曜日の正午に東日本放送を含む東北地方のテレビ朝日系列6局で放送されていた情報番組です。この番組は「土曜日の昼にテレビの前に集まるマニアたち」といった意味を持ち、地域の魅力を伝えるコンテンツが特徴でした。

番組の趣旨

番組のセットは昭和30年代の家庭の軒先を模しており、当時の14インチ型テレビを大きくしたものが配置されています。また、セットの奥には6局のマスコットや楽天イーグルスのマスコットのぬいぐるみが並び、東北地域を代表する番組であることを象徴しています。特集においては、韓国や宮崎県、神奈川県などのロケが行われるなど、東北以外の地域に関する企画も放送されていました。

主なコーナー

番組は様々なコーナーから構成されており、特に人気を博したものがいくつかあります。以下はその主なコーナーです。

ラーメン特集

この企画は、記念すべき第一回を皮切りに続いている人気の特集です。2010年1月には福島のラーメンが取り上げられ、地元の味を紹介する姿勢が視聴者に支持されました。

ローカル線の旅

タレントのパンチ佐藤が、東北のローカル鉄道に乗り込む企画です。サイコロを振って出た目の数だけ駅を進むというスタイルで、移動の中で新しい発見を楽しむ様子が描かれました。

何でもアリの6分間

イベント情報やお知らせを伝える短いコーナーで、過去には若手お笑い芸人が出演することもありました。

キンコンカン

学校紹介を主に扱ったコーナーで、地域の教育機関の取り組みや活動を視聴者に伝えていました。

おのぼりあん

東北から首都圏に出てきた人々をテーマにした特集で、彼らの新しい生活や苦労を描く企画が人気でした。

お茶の時間

視聴者からのメールを紹介するコーナーで、読まれた人には番組特製のストラップがプレゼントされていました。視聴者とのコミュニケーションを大切にする姿勢が、多くのファンを惹きつけました。

プレゼント抽選会

視聴者からの応募を元に抽選を行い、選ばれた1名に電話で当選を知らせるという内容のコーナーです。視聴者参加型の企画の一環として、楽しさを提供していました。

出演者

番組は、司会やコーナーごとの出演者によって構成されており、司会は本間秋彦と佐藤千晶（当時アナウンサー）が担当していました。各コーナーには多彩なタレントやアナウンサーが出演し、地域の特色を活かした番組作りに貢献していました。

特筆すべきエピソード

番組は2009年7月19日、25日に全国高等学校野球選手権大会に合わせて放送を休止し、また東北地方に特化した最後のアナログ放送のブロックネット番組としても記憶されています。2009年5月2日には「KHBフリーマーケット」で初の番組イベントも開催され、多くのファンが集まりました。このように、『ひるまにあん』は地域の情報を発信するとともに、楽しいコンテンツを提供することで、多くの視聴者に愛された番組でした。

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