ひーぷー(本名:真栄平 仁 まえひら ひとし)は、
1969年1月28日生まれの日本の舞台
演出家であり、
お笑いタレントです。
沖縄県うるま市(旧
具志川市)で育ち、
沖縄県立前原高等学校、琉球大学短期大学部、
沖縄国際大学を卒業しました。現在はオリジン・コーポレーションの副代表を務めるほか、自身が設立した
劇団O.Z.Eの代表として、精力的に
脚本や
演出を手掛けています。活動によっては本名の真栄平仁名義を用いることもあります。
彼のキャリアは、お笑いから始まりました。1994年、オリジン・コーポレーションに所属するミッキー(金城幹雄)と共に
漫才コンビ「ダーティービューティー」を結成。同年11月には、沖縄テレビが主催した「第1回素人お笑い選手権」に出場し、見事にグランプリを獲得し、その名を広めました。しかし、1998年12月にコンビを解散するという転機を迎えます。
コンビ解散後、ひーぷー氏は活動の中心を演劇へと移しました。翌年の1999年1月には、オリジン・コーポレーション内に
劇団O.Z.Eを立ち上げ、代表として劇作、
演出、さらには
舞台美術なども担当するようになります。演劇活動と並行して、テレビ番組やラジオ番組への出演、CMナレーション、各種イベントでの司会など、その活動範囲は多岐にわたり、マルチタレントとして
沖縄県内で確固たる地位を築きました。また、沖縄現代演劇協会の事務局長としても、地域における演劇文化の振興に尽力しています。
これまでの功績として、1994年の沖縄テレビ「第1回素人お笑い選手権」でのグランプリ受賞はキャリアの大きな一歩となりました。さらに、2007年には「平成19年
日本民間放送連盟賞」の九州・沖縄地区生ワイド番組部門において優秀賞を受賞するなど、メディアでの活動も高く評価されています。
ひーぷー氏の主な出演歴は以下の通りです。
ラジオ番組
「こきざみインディアンのナイトDEナイト」(タイフーンfm、2002年 - 2003年)
「オリジンアワー」(タイフーンfm)
「
ティーサージ・パラダイス」(
ラジオ沖縄) - 特に長く続く人気番組です。
「ひーぷー・こきざみの 夜はクモジでしゃべってます!」(RBCiラジオ、2016年 - 2019年)
「ダーティビューティのぬーそーが?」(
ラジオ沖縄、2016年9月 - 2021年3月) - かつての相方ミッキーとの共演が実現しました。
「ひーぷー・Kジャージのだーるばー」(
ラジオ沖縄、2021年4月 - ) - 相方ミッキーの実弟であるKジャージと共にパーソナリティを務めています。
「キムタツ×ひーぷー オキナワ・ジモトーク」(
ラジオ沖縄、2022年9月 - ) - 作家の木村達哉氏との対談形式で、沖縄のローカルな話題を展開しています。
テレビ番組
「あまくま歩人」(
沖縄ケーブルネットワーク) - メインMCとして、地域の魅力や情報を伝えています。
「オキナワノコワイハナシ 第1話『残業さん』」(
琉球放送、2007年) - 俳優として出演しました。
「2008笑月の乱〜チューバー芸人の戦い〜」(
琉球放送、2008年) - 司会を務めました。
「うちなー紀聞」(
琉球放送、2008年) - ナレーターとして番組に貢献しました。
「ひーぷー☆ホップ」(沖縄テレビ、2008年 - ) - 10年以上にわたり続く長寿番組のMCとして、週末の顔となっています。
「グッジョブコロシアム」(沖縄テレビ、2012年) - MCを担当しました。
「琉球トラウマナイト」(沖縄テレビ、2016年) - 出演しました。
* 「沖縄ビジネス最前線 JOBANTENNA TV」(
琉球朝日放送、2016年 - 2017年) - MCとして、沖縄の経済や企業を紹介しました。
このほか、ネット配信番組「アイデア売ります、沖縄なんでもプロデュース 真栄平商店」(
Ustream、2011年 - 2013年)にも出演。映画では「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」(2007年)に白バイ警官役で出演したほか、「第6回
沖縄国際映画祭上映作品 那覇 NAHA なーふぁ!」(2014年)、そして2025年公開予定の「かなさんどー」にも名を連ねています。CMでは、ホクガンや
サントリーオールフリーなど、多数の企業・商品の広告に出演またはナレーションを担当し、親しみやすい存在として知られています。