びっくり大ショック

『びっくり大ショック』は、1970年7月15日から1972年9月27日まで、NETテレビ（現・テレビ朝日）系列で毎週水曜19:00～19:30に放送されていたバラエティ番組です。この番組は、京急グループの単独提供で、当時としては珍しい海外のパフォーマーに焦点を当てた内容で人気を博しました。

番組の主な内容は、世界各国から集まったパフォーマーたちが、東京のロイヤル赤坂のステージで様々なパフォーマンスを披露し、その技を競い合うというものでした。中継形式で、スタジオの観客とテレビ視聴者が一体となって、スリリングなパフォーマンスを楽しむことができました。番組は、言葉の壁を越えて、視覚的に楽しめるエンターテイメントとして、多くの視聴者を引きつけました。

司会は、E・H・エリックと鈴木悦子が務め、番組を盛り上げました。E・H・エリックは、独特のキャラクターで視聴者に親しまれ、鈴木悦子は、明るく親しみやすい進行で番組をサポートしました。二人の司会者による掛け合いも番組の見どころの一つでした。

『びっくり大ショック』は、当時の日本のテレビ番組としては珍しく、海外のパフォーマーを積極的に紹介する画期的な番組でした。世界各国の文化やパフォーマンスに触れる機会を提供し、視聴者の好奇心を刺激しました。また、バラエティ番組でありながら、国際色豊かな内容であったため、教育的な側面も持ち合わせていました。

この番組は、約2年間という期間で終了しましたが、その斬新な企画と内容は、当時のテレビ業界に大きな影響を与えました。また、海外のパフォーマーが日本のテレビに登場するという、後のバラエティ番組のスタイルを確立する上で重要な役割を果たしました。番組終了後も、そのユニークなコンセプトは、多くの視聴者の記憶に残り、語り継がれています。

『びっくり大ショック』は、日本のバラエティ番組史において、記憶すべき番組の一つであり、その革新的な試みは、後のテレビ番組に大きな影響を与えたと言えるでしょう。バラエティ番組の新たな可能性を追求し、視聴者に新鮮な驚きと楽しさを提供した番組として、その功績は高く評価されています。

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