ふたりでいいじゃない

「ふたりでいいじゃない」

「ふたりでいいじゃない」は、鈴木雅之と島谷ひとみが共演したデュエットシングルです。これは鈴木雅之にとって通算31枚目のシングルであり、2007年1月24日にリリースされました。楽曲は、心に残る大人の恋物語を描いたファンキーなチューンとして、多くのリスナーに愛されています。

このデュエットは、鈴木の申し出から実現しました。鈴木は島谷について「とても丁寧に歌を届ける人」と評価し、その歌唱力を高く評価しています。一方で、24歳年下の島谷も鈴木に対して「尊敬するシンガーです」と感謝の意を表しました。年の差を超えてお互いの音楽に対する熱意と敬意が素晴らしいデュエットとなりました。

楽曲の制作過程において、鈴木は「彼女なしには、このファンキー・チューンは考えられなかったかも」と、島谷の存在がどれほど重要であったかを語っています。島谷もまた「鈴木さんのソウルフルな歌声に負けないよう、思いっきり楽しんで歌わせていただきました」と述べており、二人の創る音楽からは相互の尊重が感じられます。

「ふたりでいいじゃない」は、鈴木にとっては菊池桃子とのデュエット「渋谷で5時」以来、13年ぶりのデュエットソングとなりました。この曲は、2006年12月から放送されたTBS系ドラマ『愛の劇場・結婚式へ行こう!』の主題歌として使用されました。ドラマに合わせてリリースされたこともあり、多くの視聴者に印象深く残っています。

また、アルバム『Champagne Royale』や、ベストアルバム『Martini Duet』にもアルバムバージョンが収録されています。島谷のアルバム『PRIMA ROSA』においても、CD初回限定盤にボーナストラックとしてこの曲が収められています。これにより、両アーティストのファンは、幅広い形式でこの素晴らしいデュエットを楽しむことができます。

カップリング曲の「さよなら」も見逃せません。この曲は鈴木のソロとしてテレビ東京系ドラマ『水曜ミステリー9』のエンディングテーマに使用されました。デュエットとソロ、どちらも楽しむことで、鈴木の音楽の多様性を感じることができます。

このように、「ふたりでいいじゃない」は、鈴木雅之と島谷ひとみのコラボレーションの成果を余すところなく披露した楽曲であり、大人の恋愛に対して新しい視点を提供してくれます。音楽の持つ力で人々をつなぐこのデュエットは、今後も多くの人に愛され続けることでしょう。

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