ふたりの秒針

焚吐の2ndシングル「ふたりの秒針」：名探偵コナンのエンディングテーマを彩るラブソング

2016年5月4日、ビーイングより焚吐（たきと）の2枚目のシングル「ふたりの秒針」が発売されました。前作から4ヶ月ぶりとなる本作は、国民的人気アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして起用され、大きな話題を呼びました。

表題曲「ふたりの秒針」は、運命的な出会いを果たした男女の恋心を繊細に描いたラブソングです。楽曲制作にあたって、焚吐自身は「中々出会えない新一と蘭が出会った時に気づく恋心や、ふたりならば成し遂げられる事の大きさなどを意識しながら、自分なりの解釈で歌詞を書きました」とコメントしています。まるでアニメの主人公たちの心情を代弁するかのような歌詞は、多くのリスナーの共感を呼びました。

『名探偵コナン』という人気アニメのエンディングテーマに抜擢されたことについて、焚吐は「アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマ曲という先輩方が繋いできた大事なバトンをしっかりと受け継ぎ、尚且つ視聴者の皆さんの心を掴んでいけるようにがんばります」と、強い意気込みを語っていました。このコメントからも、彼がこの楽曲、そしてアニメへの並々ならぬ情熱を注いでいたことが伺えます。

シングルには通常盤と名探偵コナン盤の2種類がリリースされました。通常盤には、表題曲「ふたりの秒針」のミュージックビデオを収録したDVDが付属。一方、名探偵コナン盤には、主人公・江戸川コナンがデザインされた、コレクター垂涎のジャケットが採用されています。

楽曲の編曲は、通常盤の「ふたりの秒針」と「てっぺん底辺」でそれぞれ橘井健一氏とNeru氏が担当。名探偵コナン盤には、TVサイズバージョンの「ふたりの秒針」も収録されています。全楽曲の作詞・作曲は焚吐自身によるもの。彼の才能が凝縮された、聴き応えのある一枚となっています。

「ふたりの秒針」は、アニメの世界観と見事に調和した歌詞、そして焚吐の繊細な歌声が織りなす、感動的なラブソングです。多くのリスナーに愛され、長く記憶に残る一曲となりました。このシングルは、焚吐のアーティストとしての成長と、彼の音楽への情熱を強く感じさせる作品と言えるでしょう。

カップリング曲「てっぺん底辺」も、焚吐の個性的な音楽性が存分に発揮された楽曲です。「ふたりの秒針」とはまた違った魅力を持つこの曲は、アルバム未収録ということもあり、シングルを購入することでしか聴くことができない貴重な一曲となっています。

このシングルは、アニメファンのみならず、焚吐の音楽を愛する全ての人にとって、必聴の一枚と言えるでしょう。アニメのエンディングテーマという枠を超え、幅広い世代に支持される作品として、長く音楽史に刻まれることでしょう。

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