ふっく (NHK福岡)

マスコットキャラクターふっくの紹介

NHK福岡放送局が初めて制定した個性的なマスコットキャラクター、「ふっく」は、そのユニークなコンセプトとデザインで福岡の人々に親しまれています。彼のテーマは「ふくおかをカンガェル〜」で、若々しいオスのカンガルーとも言える“ジョーイ”をモチーフにしています。ふっくは、好奇心旺盛で、その表情や動きには福岡らしい魅力がビッシリ詰まっています。

このキャラクターの誕生は、福岡局の移転20周年記念として2012年10月に実施されたもので、当日の局イベントで初めてお披露目されました。ご存知の方も多いかもしれませんが、九州・沖縄地方では各局が独自のマスコットを持っています。北九州局の“北九さん”や、佐賀局のおにぎりをモチーフにした“ギュッとくん”など、地域に根ざしたキャラクターたちが存在しますが、ふっくもその流れを汲んで福岡局の顔として誕生しました。

ふっくのデザインは、著名なデザイナー水野学によって手がけられ、体形は人気キャラクター“くまモン”にも似た可愛らしさがあります。また、ふっくにはテーマ曲もあり、栗コーダーカルテットが演奏し、栗原正己が作曲を担当しています。これがまた、ふっくの魅力を引き立てる要素となっています。さらに、ふっくの特徴的な「ふっくダンス」も制作され、福岡局のスタッフが振り付けを担当。その姿は、様々なイベントでファンを楽しませています。

特に印象的なのは、プロバスケットボールチーム・ライジング福岡のホームゲームにNHK福岡が中継する際、公式チアダンスチーム「RFC」と共演し、会場を笑顔で包んだシーンです。このように、ふっくはただのマスコットキャラクターにとどまらず、地域に根ざした存在感を放っています。

ふっくTV

また、番組としての活動も行っています。「ふっくTV ふくおかをカンガェル〜」は、2013年1月に始まった不定期の単発番組で、地域の様々な疑問を解決する内容が展開されます。最初の回では、キャスターの佐々木理恵とともに現場を訪れ、地域の魅力を探る姿が描かれています。番組の中では、ふっくが子供らしい一面を見せながら、さまざまなエピソードが進行します。

ふっくTVの魅力のひとつは、その表情豊かなリアクションです。例えば、最初の数回では「おなかが空いた」との声を上げるふっくに対し、佐々木が「まだ早いよ」とツッコミを入れるほのぼのとしたやり取りが見どころの一部となっています。また、第2回目ではヤフオク!ドームを舞台にした壮大なストーリーが展開されており、視聴者を飽きさせることのない内容が魅力です。これに続く回では演出が変わり、よりバラエティ豊かな内容が楽しめます。

ふっくの今後

今後もふっくは、NHK福岡放送局の顔として地域に密着した活動を続けていくでしょう。福岡県民の心をつかむキャラクターとして、さまざまなメディアでの露出やイベントへの参加を通じて、さらなる認知度の向上を目指しています。ふっくを通じて、福岡の魅力を広めていく試みが今後も続いていくことでしょう。

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