ふとん史/ザセカンドニムバス

シングル『ふとん史/ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ』の概要

日本のヴィジュアル系ロックバンド、メガマソが2016年12月7日にリリースしたシングル『ふとん史/ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ』は、彼らの通算19枚目のシングルであり、特にファンにとっても特別な意味を持つ作品です。このシングルは、前作『MISS WAVES/VIPER|MISS WAVES_VIPER』から約1年9ヶ月ぶりとなるものであり、メガマソの活動休止からの再出発を象徴しています。

発売の背景

メガマソは2015年12月16日のライブを最後に約1年間の活動停止（冬眠）に入っていました。そして、2016年12月10日に品川インターシティーホールで行われる復活ライブに合わせて本作のリリースが発表されました。このシングルはメガマソ結成10周年を記念するものであり、両A面シングルとしての位置づけであることも特徴的です。

しかし、このシングルがメガマソにとって最後の作品となることが後に明らかになりました。2017年8月20日に、彼らは解散を発表し、同年11月23日に行われるライブ「MEGAMASSO FINAL LIVE」で活動を終了することが決定しました。

販売形態

『ふとん史/ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ』は、次のような販売形態で展開されました。

• - 初回生産限定盤: A4サイズのBOX仕様にCD、DVD、写真集が付属。
• - 通常盤タイプA: CDのみ。
• - 通常盤タイプB: CDのみ。

収録曲

初回生産限定盤

• - ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ

作詞・作曲: 涼平
この曲は、メガマソが休眠前にリリースしたアルバム『ﾆｼｭﾀﾘ』に収録された「ｻﾞﾌｧｰｽﾄﾆﾑﾊﾞｽ」とのタイトルの繋がりを意識して作られています。涼平は「冬眠前と比べてパワーアップはしているが、基本的には変わっていない」というメッセージが込められていると説明しています。公式サイトによれば「キャッチーなメロディを持つデジタルハードコア」とのことです。

• - ふとん史

同じく作詞・作曲: 涼平
本曲は、バンドが冬眠していたことから「ふとん」をテーマにしているとのこと。涼平は「正に冬眠をしていたので、ふとんにくるまって寝ているというイメージから」このテーマを思いついたと語っています。歌詞の一部にある「人参を口に運んで」という表現は、彼が幼少期にふとんの角をしゃぶった経験から来ているとされています。楽曲とミュージックビデオは「和洋折衷」をテーマにしており、メガマソの原点回帰の要素も含まれています。

通常盤タイプA

• - ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ
• - ふとん史
• - irodori drop

作詞・作曲: インザーギ
この曲は、12月10日に対する希望を込めて作ったもので、軽快で疾走感のあるロックチューンとして紹介されています。

通常盤タイプB

• - ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ
• - ふとん史
• - 悲劇！滑車送りの刑

作詞・作曲: 涼平
この曲はメガマソ冬眠中に涼平が結成したバンドMigimimi sleep tightによって創作されたもので、ターザンロープを使ったインスピレーションが基になっています。優しさを感じるバラードとして評価されています。

結論

『ふとん史/ｻﾞｾｶﾝﾄﾞﾆﾑﾊﾞｽ』は、メガマソの活動再開と共に、彼らの音楽の原点やメッセージを再確認させる重要な作品です。音楽的に新たな挑戦を行う一方で、バンドの本質を大切にした楽曲が収められています。

もう一度検索