ふるさと宮まつり

ふるさと宮まつり：宇都宮の夏の風物詩

毎年8月の最初の土日、栃木県宇都宮市では大規模なイベント「ふるさと宮まつり」が開催されます。45万人もの人出を誇るこのまつりは、宇都宮の夏の風物詩として、市民に親しまれています。

まつりの魅力：多彩な演目と活気あふれる街

「であい」と「ふれあい」をテーマに開催されるふるさと宮まつりは、パレード、お囃子、山車、神輿、よさこい踊りなど、様々な演目が宇都宮の街を彩ります。大通りでは交通規制が行われ、華やかな行列が練り歩き、沿道には多くの観客が集まります。また、オリオンスクエアなどの会場では、ステージイベントも開催され、一日中祭りの賑やかさを楽しむことができます。

歴史と発展：市民参加型のまつり

1976年、宇都宮青年会議所の創立10周年記念事業と宇都宮市市制80周年を記念して、市民参加型の祭りとしてスタートしました。当初は38団体が参加し、神輿、パレード、郷土芸能、お囃子、山車、屋台など、様々な出し物が披露されました。現在では、宇都宮青年会議所をはじめ、宇都宮観光コンベンション協会、宇都宮青少年団体連絡協議会、宇都宮商工会議所など、多くの団体が協力して開催委員会を組織し、運営にあたっています。各団体は自主運営・自主警備を基本とし、まつりを盛り上げています。宇都宮青年会議所は「ふるさと宮まつり」の商標権を保有しています。

新型コロナウイルス感染症の影響と復活

2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の流行により、残念ながら開催中止となりました。2022年も、感染拡大防止対策を講じたものの、開催直前に感染状況が悪化したため中止せざるを得ませんでした。

3年ぶりに開催された2023年のまつりは、感染症対策を講じた上で開催され、初日には30万人の来場者数を記録しました。これは、新型コロナウイルス感染症流行前の来場者数を上回る数字であり、まつりの復活を喜び、多くの市民が訪れました。

様々な演目：伝統と現代が融合

ふるさと宮まつりでは、様々な演目が披露されます。

パレード:市内外のマーチングバンドやダンスチーム、地元のプロスポーツチームなども参加する盛大なパレードが、土曜日の夕方に行われます。
お囃子:伝統的なお囃子が、祭りの雰囲気を盛り上げます。バンバ通りなど、複数の場所で演奏されます。
神輿:市内各地から集まった多くの神輿が、街を練り歩きます。
踊り:市民団体による踊りや、バンバ音頭に合わせての流し踊りなど、地域住民の活気あふれる踊りが披露されます。
郷土芸能:宇都宮の伝統芸能が、オリオンスクエアステージで披露されます。
木遣り:力強い木遣りと、はしご乗りが観客を魅了します。
和太鼓:様々な団体による和太鼓の競演は、迫力満点です。
よさこい:華やかなよさこい踊りが、祭りのクライマックスを飾ります。
* 山車・屋台:歴史ある山車や屋台の展示も行われます。

これらの演目は、伝統的なものから現代的なものまで幅広く、老若男女問わず楽しめる内容となっています。

まとめ：地域を繋ぐ夏の祭典

「ふるさと宮まつり」は、単なる祭りではなく、宇都宮市民の結束を強め、地域を一つにする大切なイベントです。これからも、多くの市民に愛され、発展していくことを期待されています。

もう一度検索