ぶらり路上プロレス

ぶらり路上プロレス

『ぶらり路上プロレス』は、2016年12月7日からAmazonプライム・ビデオで配信されているユニークな旅番組です。この番組は、プロレスと旅行をテーマにした新しい形のバラエティで、副題には『ROJO PRO WRESTLING』がついています。

概要

この番組では、博多大吉という芸人が案内役を務め、プロレス団体「DDT」のレスラーたちと共に日本各地を巡ります。街ブラを楽しんでいる最中に、現れる悪役レスラーたちが博多大吉たちに襲いかかり、街中でプロレスの試合が始まります。ここには、旅番組に欠かせない観光やグルメの要素が組み合わさり、さらにプロレスが加わることで、視聴者に新しい旅情アクションバラエティを提供しています。高木三四郎は、この形式を「場外乱闘」の拡大解釈として捉えています。

番組のレギュラー出演者は博多大吉のみですが、旅人や敵役として高木三四郎、男色ディーノ、伊橋剛太の面々も実質的にレギュラーとして活躍しています。また、実況や解説を担当する村田晴郎や鶴見亜門も、たまたま居合わせた形で準レギュラーとしての役割を果たしています。

出演者

案内人：博多大吉

博多大吉は、プロレス愛好家であり、この番組の中で常識人として振る舞います。彼は出演するアイドルやプロレスラーに、旅番組の楽しみ方をレクチャーしますが、毎回のように男色ディーノによる奇襲を受け、唇を奪われる事態が続くため、視聴者にとっては目が離せない展開が繰り広げられます。

音楽

オープニングテーマにはサザンオールスターズの「はっぴいえんど」、エンディングテーマには異母犯抄の「パワーホール」が用いられています。また挿入歌にはMy Chemical Romanceの「Welcome To The Black Parade」が使用され、番組にさらなる彩りを添えています。

スタッフ

多くの才能あるスタッフがこの番組に携わっています。ナレーションや実況担当は村田晴郎、企画構成を戸田倫彰が担当しています。構成には大井洋一や工藤幸、塚本翔太が関わっており、技術はビジュアルコミュニケーションズに委託されています。美術担当の内藤佳奈子や音効の岡田淳一など、それぞれが役割を果たし、クオリティの高い映像を提供しています。

ディレクターは神山達也、吉田航、中平達将の3名が担当、演出は宮本将孝が行っています。プロデューサーには乾健蔵と高橋尚輝が名を連ね、制作著作はクリーク・アンド・リバー社です。様々な協力が必要な中、DDTや各地のフィルムコミッションとも連携し、制作を進めています。

その他

番組が終了した後の2017年8月20日、両国国技館で開催された「両国ピーターパン2017」では、番組の特別編として「ぶらり路上プロレス番外編」の試合が行われました。これは番組の人気を裏付ける出来事となりました。

このように、『ぶらり路上プロレス』は、見た目にはユーモラスでありながら、プロレスの魅力や日本各地の文化をも楽しむことができる特徴ある番組として、多くのファンに愛されています。

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